Garminは、健康、ウェルネス、フィットネス、パフォーマンス市場におけるコンシューマー機器向けの生理学的分析とメトリクスを提供する非公開企業、Firstbeat Analytics(ファーストビート・アナリティクス)を買収した。
GarminとFirstbeat Analyticsは、これまでも提携してGarminデバイスの分析を行っていたが、傘下に収めることで更にスピードアップして製品開発が行われることになる。
Firstbeat Analyticsを買収
Firstbeat Analyticsは、Firstbeat Technologiesの一部であったコンシューマー向けライセンス事業。
ファーストビート・テクノロジーズ(Firstbeat Technologies)は、ウェルネス事業とプロフェッショナル・スポーツ事業を継続して運営している。
Firstbeat Analyticsは、コンシューマ機器からの心拍データを情報やアドバイスに変換し、パフォーマンスを向上させる。
これまでも、GarminはFirstbeat Analyticsに分析などの事業を請け負って貰っていた訳で、新しいGarmin 1030plusの機能なども同社が開発に協力したものだ。
Firstbeat Analyticsは、心拍変動などのセンサーデータを組み合わせて、生理学的科学と数学を融合させ、ストレス、睡眠、VO2MAX、トレーニング状態/負荷、トレーニング効果、呼吸数、消費カロリーなどの分野で最先端の分析とメトリクスを提供する。
今後は、Firstbeat Analyticsの社員が、Garminの生理学者、科学者、エンジニアで構成されるチームに加わることになる。
何百万人ものGarminユーザーが、毎日スマートウォッチやサイクルコンピュータでFirstbeat Analyticsのデータを利用しており、両者が共同で開発することでより便利になることは間違いない。
Firstbeat Analyticsは、フィンランドのユヴァスキュラに本社を置き、今後もこの施設で運営していく。
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