ツール・ド・スイスの代替としてバーチャルレースのDigital Swiss 5が始まった。
多くのプロチームが参加しているが、実際には1レースで3名までがスタートすることになる。
各ステージの合計は178.5km。獲得標高は4,728mにもなる。
第1ステージ ムードンからロイカーバード 26.6km
スイスのムードンから、ヴァレー州の温泉リゾート地であるロイカーバートまでのコース。
コースマップを見てもわかるように、26.6kmと短いながら平坦は最初だけ。本格的な山岳ステージとなっている。獲得標高は1,192m。
最初の4㎞のみ平坦で、続く7㎞のエルシュマットに至る登りは、平均勾配が10%になるきついコース。
一度下るが、その後は6%ほどの登りやアップダウンがある。ラスト1kmは下っている。個人タイムトライヤルのコースとしても良い感じだ。
やはり、この人が来るか
“I’m not gonna lie… That was hard!”
Hear from #DigitalSwiss5 Race 1 winner Rohan Dennis immediately after he took victory 🥇 pic.twitter.com/zoRIktNC6s
— Velon CC (@VelonCC) April 22, 2020
レースの序盤は、ルーク・ダブリッチ( Mitchelton-Scott)と、ジェームス・ウェーラン(EF Pro Cycling) が飛び出す。
スタートから6キロ地点で、ローハン・デニスとキャメロン・ワーフ(Team INEOS)の2人が合流し、先頭全員がオーストラリア勢で占められる展開となる。
その後、キャメロン・ワーフが一時先頭にも立っていたが、やはりローハン・デニスが先頭に出ると、徐々に3人を引き離す。
5位には、レムコ・エヴェネプール(Deceuninck – Quick Step)が上がってくるが、レムコは最終的には7位でゴール。
ローハン・デニスは、タイムトライヤル状態で2位のニコラス・ロッシュ(Team Sunweb)に1分10秒の差をつけて勝利。
ローハン・デニスはInstagramで騒動を起こしていたけど、練習はたっぷりとしているようですね。
ローハン・デニスは
とてもいい感じだ。それは多かれ少なかれ53分のタイムトライアルだった。明らかに、空気力学は関係ないけど、重量は関係する。
今行っているトレーニングは、特に自分のタイムトライアルに本当に役立っていることを知っておくのは良いことだね。
嘘をつくつもりはないけど、とても困難だった。特に、ラスト10~15分はきつかったね。
ドラフティングがないので、TTになっちゃいますね。画面は見えているけど、後ろについても全くメリットがないのできついでしょうねえ~。
ローハン・デニスは、Team INEOS Alpe du Zwiftレースでも優勝してましたが、バーチャルでも強いですね。TTだからか。
- ローハン・デニス Team INEOS 0:53:07
- ニコラス・ロッシュ Team Sunweb 0:01:10
- ジェームス・ウェーラン EF Pro Cycling 0:01:28
- クリス・ハミルトン EF Pro Cycling 0:01:39
- ベン・オコナー NTT Pro Cycling 0:02:04
- ルーク・ダブリッチ Mitchelton-Scott 0:02:17
- レムコ・エヴェネプール Deceuninck – Quick Step 0:02:37
- ピーター・セリー Deceuninck – Quick Step 0:03:14
- ローソン・クラドック EF Pro Cycling 0:03:15
- キャメロン・ワーフ Team INEOS 0:03:35
いや~、懐かしい名前が並びますねえ~。
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