マーク・カヴェンディシュはバーレーン・マクラーレンに移籍して最初のサウジツアーでは落車の影響もあり勝利はなかった。
だが、チームメイトのフィル・バウハウスの総合優勝のためにアシストし勝利に貢献。
マーク・カヴェンディシュはツール・ド・フランスでは30勝をあげており、あと4勝でエディ・メルクスの最多勝利数に並ぶ。
バーレーン・マクラーレンのGMロッド・エリングワースはマーク・カヴェンディシュがツール・ド・フランスに出場するにはある条件が必要だという。
ツール・ド・フランスへの道
バーレーン・マクラーレンのGMロット・エリングワースはマーク・カヴェンディシュのサウジツアーでの走りを見て勝利に戻る能力に自信を表明した。
だが、ツール・ド・フランスが彼のカレンダーに書き入れられるには程遠いことを示唆した。
ツール・ド・フランス出場は誰も保証されていない。今年は特に山岳の厳しいツールとなる。
ミケル・ランダにとって最高のツール・ド・フランスだと言うことをためらいません。
とエリングワースは暗にミケル・ランダの総合を狙っていると語っている。
今年のツール・ド・フランスは山岳が厳しく、スプリンターのためのステージは少ない。
特に全くのフラットステージはないと言っても良いくらいスプリンターには厳しいコースとなっている。
マークが選ばれた場合には、スプリンターのためのリードアウト要員を一人か二人いれないといけない。
それは、潜在的に計画の一部になる可能性はあり、実現することは可能だとGMは思っているようだ。だが、そのためにはマーク・カヴェンディシュが達成しなければならない条件があるという。
まず、マーク・カヴェンディシュが8つのスポットの1つに値することを証明する必要がある。単に過去の栄光だけではメンバーとなることは出来ないということだ。
マークが勝利を重ねていき、素晴らしいパフォーマンスを見せてくれるのならば、ツール・ド・フランス史上最高の勝者になるのを手助けしない訳にはいかない。
彼がワールドツアーレベルで優勝している場合、彼を連れていかない理由はない。
とエリングワースは語っている。
つまり、マーク・カヴェンディシュがツール・ド・フランスに出場するためには、ワールドツアーレースで勝利しないといけないのだ。
ワールドツアーレースでは当然、世界トップクラスのスプリンターが出場してくる。彼らに勝利出来ないならば、ツールでは絶対に勝てないだろう。
UAEツアーでの勝利が必要
マーク・カヴェンディシュの場合、まずは2月23日から始まるUAEツアーで勝利を上げなければならない。UAEツアーは、スプリンターステージばかりではないのでワウト・プールスの為のアシストも入ってくる。
ワウト・プールスは、Volta a la Comunitat Valenciana (2.Pro)では総合6位となっており、実力通りの力を見せている。
チームが総合を狙う場合には、スプリンターのためのリードアウト要員は多く入れられない。少ないアシストの中で勝利を狙うのは難しいが、それでも勝利を上げないことにはツールへの道はないのだ。
7ステージ中、3ステージがスプリンターステージとなる。そこでの勝利が欲しい所だ。
ミラノ~サンレモのあとは北のクラシックが始まる。クラシックのワンデイレースでスプリンターが勝利するのは難しいだろう。
こうなってくると、サウジツアーで勝利を上げられなかったことは後々に響いてくるような気もする。
タラレバはないが、落車していなければどうだっただろうかと思ってしまう。まあ、UAEツアーで勝ってしまえば問題なのですが。
さて、どうなるでしょうか?
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