スペインのバレンシア州を舞台に行われるボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナのステージレース。
第2ステージでは、山頂ゴールに向かって集団が長く伸びる。ゴール手前6キロ地点で落車してしまったのはトビアス・フォス(Team Jumbo-Visma)。
だが、このステージではトビアス・フォスがケガをしただけではなかった。AG2R La Mondialeの二人のライダーも落車していた。
トニー・ガロパン
AG2R La Mondialeのメンバーは、オリバー・ナーセンと弟のローレンス・ナーセン兄弟が揃って出場。
兄弟が初めて一緒に走るレースとなった。ローレンス・ナーセンはロット・スーダルからの移籍。
今回のエース格は、オリバー・ナーセンとトニー・ガロパン。オリバー・ナーセンは2017年のベルギーチャンピオンであり、昨年のUCIランキングは14位。
チームの稼ぎ頭だ。
だが、今回二人を襲ったのはゴール手前15キロでの落車。なんとチームの二人のエースが落車にあってしまう。
トニー・ガロパンは、左手首の左舟状骨を骨折。翌日にパリの病院で手術を受けた。チームの医師エリック・ブーバートによると、6〜8週間かかると予想されている。
3月に出場予定だったミラノ~サンレモ。E3ビンク・パンククラシックなどは無理だろう。早くて復帰は、4月5日のフランダースツアーになりそうだ。
チームは、クラシックのエースを失うことになり、大きな損失を被ってしまった。
オリバー・ナーセン
オリバー・ナーセンはトニー・ガロパンと共に落車。腰を強打してしまう。
一番上の写真がゼッケンナンバー96番のオリバー・ナーセンのジャージだ。落車の激しさがわかる破れ方となっている。
オリバー・ナーセンはそのまま走ってゴールしているが、痛みがあるのは間違いない。だが、チーム1の稼ぎ頭が休む訳にはいかない。
オリバー・ナーセンのレース出場回数はチームの中でも突出している。多い年には90レースも走る。
ツール・ド・フランスの前には、ベルギー選手権もあるし クリテリウム・デュ・ドーフィネもしくはフランス国内のレースも走るだろう。
無理のないように走り切って貰いたい。
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