サントス・ツアーダウンアンダーでCCC Teamのエースをつとめる予定だったパトリック・べヴィンはトレーニング中に心拍の異常を感じた。
病院に入院し治療を受けた所、不整脈が確認されてしまう。
ツアーダウンアンダーは1月26日から始まるため、パトリック・べヴィンはレースのスタートラインに立つことは出来ない。
昨年のサントス・ツアーダウンアンダーでは、最終ステージまで総合首位だっただけにエースをうしなったCCC Teamの打撃は大きい。
2019年のツアーダウンアンダー
これまで、パトリック・べヴィンには心臓病の病歴はなかった。最近の不整脈は医学の進歩によって治療が可能となっている。
パトリック・べヴィンも即時治療を開始しており、予防策としてテストも行われる予定となっているが、レースから1週間以内なので残念ながら出場は出来ない。
1か月以内の早期に復帰は出来る予定となっている。
ペヴィンは2019年のツアーダウンアンダー第2ステージで優勝。上の写真だが、カレブ・ユアンとサガンをおさえての勝利だった。
そのまま首位にたちリードしていたが、最後から2番目のステージでクラッシュしてしまう。
最終ステージを開始したにもかかわらずリードを守ることができなかった。
総合2位のダリル・インピーとは7秒差で最後のウィランガヒルに望んだが、ケガをしていてはどうしようもない。
シーズンオフの準備をすべて終えた後、特に昨年の優勝に近づいたレースを逃すのは残念だ。すぐに復帰して成功を繰り返すことを楽しみにしていたが、安全のために見送るのが懸命だろう。
今は完全に元気になっており、また強いスタートを切ることができると確信している。
パトリック・べヴィンは、予定より1か月遅れてシーズンインすることになる。
タイムトラヤルスペシャリスト
パトリック・べヴィンは2019世界選手権個人TTでは4位となっており、タイムトライヤルスペシャリストだ。
母国ニュージーランドの国内TTでは、2016年と2019年のチャンピオンとなっている。
2016年に、Cannondale Pro Cycling Teamでプロとなり2年間在籍。2018年にBMC Racing Teamが消滅し、そのままCCC Teamにスライドした。
とても厳しい状況の中でも、チームに貢献しておりグランドツアーにも毎年出場している中心選手だ。
今回のように小さなステージではエースを任させることも増えてくるだろう。今シーズンのスタートは上手くいかなかったが、万全の状態で復帰して欲しい。
そして、是非タイムトライヤルでのステージ優勝が見てみたい。
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