2026 世界選手権ロードレースで、フランス代表のポール・セイシャスに注目が集まっている。
19歳のセイシャスは、すでに世界王者候補の一人として名前を挙げられるだけの実績を持つ。
2026 世界選手権個人タイムトライヤルの表彰台に立ち、ロードレースでもトップ選手たちと互角に渡り合っている。
一方で、これまでのレースを見ていると、脚力だけではなく、もう少し勝負を考えて走る必要があるのではないかという印象も残る。
フランス選抜
Jordan JEGAT remplace Louis BARRÉ sur les championnats du monde de cyclisme sur route 🇫🇷 pic.twitter.com/SLXP4Sd1l6
— FFC (@FFCyclisme) September 14, 2026
ポール・セイシャス
パヴェル・シヴァコフ
ブルーノ・アルミライル
ジョーダン・ラブロス
ヴァランタン・パレパントル
二コラ・プラドム
アレックス・ボーダン
ジョーダン・ジェガット
強力なアシスト陣が揃っているのも、このフランス代表の特徴だ。
パヴェル・シヴァコフは2024年世界選手権ロードレースで、タデイ・ポガチャルをアシストする形となった選手。
経験豊富なシヴァコフに加え、アレックス・ボーダンやジョーダン・ジェガットも、終盤までセイシャスを支える重要な存在となるはずだ。
フランスがどのような展開を作り、最後に誰へ勝負を託すのか。その中心にいるのがポール・セイシャスとなる。
モントリオールで見せた圧倒的な脚力
Iconic from Isaac 🐂🇲🇽
Paul Seixas had absolutely no answer to Isaac del Toro’s sprint as the Mexican powered to victory in Montréal, complete with his trademark celebration 🤯 pic.twitter.com/zPUMSzV3YY
— Cycling on TNT Sports (@cyclingontnt) September 13, 2026
セイシャスの実力を改めて印象づけたのが、2026 グランプリ・シクリスト・ド・モントリオールだった。
セイシャスは自らアタックを仕掛け、前方で逃げていたベン・ヒーリーを追い抜いた。そこに追従できたのは、アイザック・デルトロだけだった。
若き二人による逃げは、最後にデルトロが勝利する形で終わった。
しかし、このレースで強烈な印象を残したのは、19歳のセイシャスが自らレースを動かしたことだ。
しかも、世界選手権ロードレースは、このグランプリ・シクリスト・ド・モントリオールと同じ周回コースを使用する。
もちろん世界選手権では距離が大幅に伸びる。しかし、モントリオールで見せた走りは、本番を占ううえで非常に重要な材料となる。
Straight into the post-race analysis 😂
Isaac del Toro and Paul Seixas compare notes on their Montréal showdown just moments after crossing the line 🤝 pic.twitter.com/z1scpm7Eyg
— Cycling on TNT Sports (@cyclingontnt) September 13, 2026
ただ、気になるのは「レースの組み立て」だ。
一方で、セイシャスの走りを見ていて、もう少しレースを考えて走れば、という印象を持った人もいるのではないだろうか。
モントリオールでデルトロと逃げた場面では、セイシャスが先頭を引き続ける場面もあった。
しかし、先行している選手にとって重要なのは、単純に最も速いペースで走ることではない。
後ろから誰が追っているのか。相手がどの程度疲れているのか。自分が引き続けることで誰が得をするのか。
そうした状況を確認しながら、時にはペースを落とし、時には相手に先頭を譲る。最後の勝負まで力を残すための駆け引きも必要になる。
特に世界選手権では、各国のエースが最後にぶつかる。
モントリオールではデルトロとの一騎打ちとなったが、世界選手権ではさらに多くの強豪が最後の勝負に絡んでくる。そこで同じように自ら先頭を引き続けてしまえば、最後の決定的な場面で力を失う可能性もある。
セイシャスには、すでに世界トップクラスと勝負できる脚力がある。
だからこそ、次に求められるのは、その脚をどこで使うのかという判断力なのかもしれない。
距離の問題はすでに払拭

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もっとも、「世界選手権の長距離を走り切れるのか」という疑問については、すでに大きな心配は必要ないだろう。
セイシャスは長いレースでも結果を残しており、個人タイムトライアルでも世界トップクラスの実力を証明している。
2024年にはジュニアの個人タイムトライアルで世界王者となり、2025 世界選手権エリートロードで13位。2025 イル・ロンバルディアでも7位。
そして2026年は、ついにエリートの世界選手権個人タイムトライアルで表彰台に上がった。
わずか19歳で、すでに世界選手権の表彰台まで到達している。ロードレースでも、距離そのものが大きな問題になるとは考えにくい。すでに対応済みだ。
19歳の世界王者候補
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ポガチャル不在となった2026年の世界選手権ロードレースでは、優勝争いの構図も大きく変わる。
その中でフランスがセイシャスをどのように使うのかは、大きな見どころとなる。
シヴァコフ、ボーダン、ジェガットらが終盤まで残り、セイシャスを勝負に集中させることができれば、フランスは非常に興味深いカードを持つことになる。
そしてセイシャス自身も、モントリオールでデルトロに敗れた経験を持っている。
再びデルトロと一騎打ちになったとき、今度は相手の動きを見ながら走れるのか。それとも、圧倒的な脚力で自ら勝負を動かすのか。
When you realise you’re a world champion! 🌈
Paul Seixas couldn’t believe it when he won the Men’s Junior Time Trial in 2024! 🙌 pic.twitter.com/IfLPdQcDAG
— Cycling on TNT Sports (@cyclingontnt) September 15, 2026
2024年にジュニアTT世界王者。2025年にはエリート13位。2026年には個人タイムトライアルで表彰台。
そしてロードレースでは、いったい何位でゴールするのか。
19歳のポール・セイシャスにとって、モントリオール世界選手権は、世界王者候補としての資格を証明する舞台となる。



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