2026年のトム・ピドコックは、怪我もあったけれど、ロード、マウンテンバイクの両方で存在感を示している。
8月末にはマウンテンバイク世界選手権XCOで優勝。その直後に出場したGP インドゥストリア・アルティジャナートでも勝利し、ロードへ戻ってからの好調ぶりを示した。
そして世界選手権ロードを見据えて臨んだグランプリ・シクリスト・ド・ケベックでは4位。2026年ロード世界選手権の有力候補の一人として、さらに評価を高めている。
その一方で、ピドコックは今後の競技スケジュールについて、シクロクロスから距離を置く考えを明らかにした。
ロードとMTBに集中へ ピドコックがシクロクロスとの決別を決断
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トム・ピドコックが、シクロクロスから離れる。
これまでロード、マウンテンバイク、シクロクロスという複数の競技を高いレベルでこなしてきたピドコックだが、今後はシクロクロスに戻る可能性は低いという。
本人も、MTB世界選手権後はロードで本来の感覚を取り戻すまで時間がかかることが多いとしながら、今回はすぐにロードで勝利できたことを喜んでいた。
そして、その好調を維持したままカナダへ向かった。
グランプリ・シクリスト・ド・ケベックでは4位。優勝したレムコ・エヴェネプールから28秒差でフィニッシュし、世界選手権を前にロードでの状態の良さを改めて示した。
9月27日に行われるロード世界選手権は、ピドコックにとって大きな目標となる。
タデイ・ポガチャルが不在となったことで、世界選手権の勢力図は大きく変化した。レムコ・エヴェネプール、マチュー・ファンデルプール、アイザック・デルトロ、ポール・セイシャスらと共に、ピドコックも優勝候補の一角に浮上している。
一方、今冬についてピドコックはシクロクロスに戻らない意向を示した。

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シクロクロスはピドコックのキャリアを語るうえで欠かせない競技だった。ジュニア時代から活躍し、2022UCI シクロクロス世界選手権で優勝。ロードだけでなく、オフロードでも世界トップクラスの実力を証明してきた。
しかし現在のピドコックにとって、ロードとMTBだけでも非常に多くの目標が存在する。
ロードでは世界選手権、イル・ロンバルディアが残されている。さらにMTBでも世界王者としての立場がある。
複数競技を行き来することで得られるメリットがある一方、コンディション調整やトレーニングにも大きな負担がかかる。
ピドコックは今、競技者として次の段階へ進もうとしている。シクロクロスで再び世界選手権を狙うのではなく、ロードとMTBという二つの舞台に重点を置く。
残る世界選手権ロードでは、さらに大きな結果を狙う。かつてシクロクロスでも世界王者となったピドコックは、今後その舞台に戻ってくるのか。
現時点での答えは「おそらく、もう戻らない」
ピドコックにとって、シクロクロスを離れることは一つの時代の終わりであり、ロードとMTBで新たなキャリアを築くための決断となりそうだ。
ただ、これは別に想像できない決断ではない。何故なら、彼はシクロクロスは好きではないのだ。





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