トム・ピドコック(Pinarello Q36.5 Pro Cycling Team)は、前方で出来た逃げに力づくで追いつき、最後は勝ち逃げの4人の中に入った。
そして、最後はマチュー・ファンデルプール(Alpecin-Premier Tech)の背後という絶好のポジションを確保していた。
誰もが彼の鋭いスプリントを警戒し、劇的な幕切れを期待した瞬間、ピドコックは突然失速し、勝負から脱落してしまった。
一体、あの重要な局面で彼の身に何が起きたのだろうか?
逃げ切り勝負を左右したメカトラブル
⚙️ A mechanical problem for 🇬🇧Tom Pidcock on the descent, but he’s back on track!
⚙️ Frustration mécanique pour 🇬🇧Tom Pidcock dans la descente, mais ça repart !#TDF2026 pic.twitter.com/MLHvJQWFpP
— Tour de France™ (@LeTour) July 12, 2026
トム・ピドコックは、最後の4人となった時に、リアディレーラーを足で激しく蹴る様子が映し出された。
軽いギアしか入らず、クルクル回していた。本人はレース後、「蹴っても直らなかった」と当時の状況を説明している。
チームのその後の調査によると、原因は右シフターレバー内にアスファルト片(ビチューメンを含む小片)が入り込み、ボタンの物理的な動作を妨げたことだった。
落車してもないのにどうやって、右シフターレバーの中にアスファルト片がはいるのだろうか。それも不思議なことだ。
結局ギアチェンジはまともにできない状態で最後のスプリントとなった訳だ。これではスプリントできないはずだ。
今日は先頭集団に入るために全力を尽くして見事に成功しましたが、終盤に不運に見舞われました。この状況についてどう感じていますか?
今日はとても調子が良かったと思う。脚の感覚もすごく良くて力強さを感じていた。2年前に2位になったツール・ド・フランスのグラベルステージで逃げに乗った時と比べても、今日は本当に勝負に絡めていた。
確実に自分のレベルが上がっていることを示している。でも、終盤にシフターが動かなくなってしまった。
最後の登りで集団の後方に下がった時、上部のボタンは機能していることに気づいた。しかし、スプリントの局面に差し掛かると集中していて、本能的に下ハンドルを握ってしまい、ギアチェンジができなくなってしまった。
そのため、ブラケットを握り直さなければならず残念だった。 最後の1kmはマチューに先行させようとしていた。明らかに彼が我々のグループで最速だったから、もし後続集団が迫っていれば彼が早めに仕掛ける必要があった。
しかし後続はそこまで近づいていなかったため、結局は短いスプリントになった。いずれにせよ、彼を抜き去ることはできなかったと思う。
でも、レースでしっかり勝負できたのは良かったし、良い形で休息日を迎えられる。
常に勝利を目指していると思いますが、メカトラブルという不運があった中で、この結果にはどの程度落胆していますか?
いや、そこまで落胆はしていない。ああいう状況でマチューを打ち負かすのは非常に難しい。自分にできることはやったし、かなり満足している。
最後はなんとかギアを変えられたし、少なくともメイン集団に埋もれることなく、勝利に向けてスプリントできたことが嬉しい。
Interview done, now for a lift home 🚴♂️ pic.twitter.com/oXqk10uxrH
— Cycling on TNT Sports (@cyclingontnt) July 12, 2026
バスまでは、もう自分のバイクに乗りたくないのか、クイントン・ヘルマンスのバイクに二人乗りで帰ってましたね。



コメント