2026 パリ〜ルーベ(4月12日開催)のコースが発表された。
全体距離こそ前年より900m短い258.3kmとなった。コース的には2024年のコースと似ている。ただ、違いはセクター26に追加されたブリアストレ(Briastre)の上りだ。
スタートして98kmで最初の石畳のセクターが現れるが、4つのセクターのあとに追加される。これが何を意味するのか。主催者の意図は明白だ。
追加されたセクター26Briastreの概要
😈 For its 123rd edition, the Hell of the North will offer riders 258.3 km, including 54.8 km on cobbles on April 12!
🔎 The sequence of the opening sectors has been modified to return to a layout already tested in 2024, where the first four sectors follow one another in quick… pic.twitter.com/BGL3JhVuzC
— Paris-Roubaix Hauts-de-France (@parisroubaix) February 12, 2026
30. Troisvilles à Inchy 2.200m – ***
29. Viesly à Quiévy 1.800m – ***
28. Quiévy à Saint-Python 3.700m – ****
27. Viesly à Biastre 3.000m – ***
26. Briastre 800m
最初のセクター30はスタートから98kmで現れる。この後3つのセクターは2024年と同じ。その直後にセクター26が登場する。
ここが800mの上りの石畳なのだ。石畳の800mなんて誰が高速で上れるのか?
コースディレクターのティエリー・グヴヌー氏によると、ルートをブリアストル(Briastre)方面へわずかに東に修正したことで、以下の特徴を持つセクションが生まれたという。
- パヴェの密集地帯: 最初の4つの石畳区間が、間にアスファルトの回復区間をほとんど挟まずに連続して現れる
- セクター26の正体: この連続区間の最後に配置されたのが、近年めったに使用されなかったセクター26ブリアストル
- 800mの登り: セクター最大の特徴は、パヴェの中に800mに及ぶ登り坂が含まれていること
平坦基調のパリ〜ルーベにおいて、石畳の悪い路面での登りは選手に強烈な負荷を与える。ただ、全部上りが石畳ということはないかも。詳細が出てきたら追記したい。
誰か走って教えてくれないとね。
主催者の狙い:2024年の再現と早期選別
💥 100 days to go.
The myth, the madness, the cobbles. 🪨 Paris–Roubaix is almost here. ⏳💥 Plus que 100 jours.
Le mythe, la folie, les pavés. 🪨 Paris–Roubaix arrive. ⏳ pic.twitter.com/e5RjUMKObd— Paris-Roubaix Hauts-de-France (@parisroubaix) January 2, 2026
もう、おわかりだろう。主催者ASOの意図は明確。
それは、レースを早期に破壊することだ。コースディレクターのティエリー・グヴヌー氏は「2年前の2024年、Alpecin-Deceuninckがこのエリアで集団を粉砕し始めた」と振り返っている。
あえて回復のない密集地帯を作り、最後に登りパヴェを配置する。これで、レース開始から約115km地点という早い段階で、脚のない選手や運任せのアウトサイダーを確実に振るい落とすことを狙っている。
通常アランベールの森まで集団は維持されているけれど、800mの登りを配置すれば集団は最初から全開で石畳に突っ込まないといけない。
アランベールの森の前のシケインもいらなくなるかもしれない。
誰が有利になる?
🎉 Happy birthday to Mathieu van der Poel!
Three wins in a row. Power, style, instinct. A true master of the cobbles. 🪨
31 today, and already legendary. 🔥🎉 Joyeux anniversaire à Mathieu van der Poel !
Trois victoires consécutives. Puissance, instinct, panache… Un véritable… pic.twitter.com/cuxOBWGIyq— Paris-Roubaix Hauts-de-France (@parisroubaix) January 19, 2026
普通に考えると2年連続覇者のマチュー・ファンデルプールで有利であるのは間違いない。8度のシクロクロス王者でもあり、パヴェでもっとも乗れるライダーなのは誰がどうみても間違いないことだ。
だが、連続するパヴェ区間では、位置取りを支えるアシストの質が問われる。
単騎で戦う選手は、この密集地帯で後方に追いやられるリスクが高く、組織力のあるチームが主導権を握りやすくなる。
不利になるのは、集団内で脚を溜めて後半のスプリントやワンチャンスに賭けるタイプの選手や、登坂力のない重量級ルーラー。彼らにとっては、中盤に登りパヴェが含まれることは大きなマイナス要素となるだろう。
2026年のコース変更は、パリ〜ルーベをサバイバルレースとしての原点に回帰させるものだ。
セクター26の追加は、マチュー・ファンデルプールのような自ら展開を作れる最強のフィジカルを持つ選手にとって、ライバルを早期に抹殺する新たな武器となる。
ただ、UAE Team Emirates – XRG、Team Visma | Lease a Bikeのメンバーと比べると見劣りするかもしれない。
Alpecin-Premier Techのジャスパー・フィリップセンは、セクター26で遅れる可能性が高いし。玉砕覚悟でここまでマチューを全開で引く?
まあ、最終スタートリストができるまで2か月あるのでこれからだ。
パリ~ルーベのワイドカード
😈 Team selection #ParisRoubaixFemmes Hauts-de-France 😈
✅ The 14 UCI Women’s WorldTeams
✅ The 7 UCI Women’s ProTeamsSee you on the cobbles on April 12!
😈 Sélection des équipes #ParisRoubaixFemmes Hauts-de-France 😈
✅ Les 14 UCI Women’s WorldTeams
✅ Les 7 UCI Women’s… pic.twitter.com/9RDDrzASfS— Paris-Roubaix Femmes Hauts-de-France (@RoubaixFemmes) February 12, 2026
今回ワイルドカードで招待されたのは
- Bingoal WB
- Team Flanders – Baloise
- TotalEnergies
- Unibet Rose Rockets
男子は、ワールドチーム18チームに加え、 Tudor Pro Cycling、Pinarell0-Q36.5、Cofidisのワイルドカード出場が確定。さらにASOから招待を受けたプロチーム4チームを加えた計25チームで開催される。
すでにLidl-Trek、Lotto Intermarché、Team Visma | Lease a Bikeなど試走を開始している。すでにレースに向けて各チーム偵察と戦術、メンバーを考えるときだ。





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