2026年シーズンに向けた準備を進める絶対王者、タデイ・ポガチャルが、オフシーズンのトレーニングキャンプですでにライバルたちを絶望させるような数値を叩き出した。
スペイン・アリカンテ地方にある有名なテスト登坂コル・デ・レート（Coll de Rates）において、自身の持つKOMを更新。しかも、わずかな更新ではなく、約30秒も短縮したことがStravaのデータから明らかになった。
トレインなのか単独なのか?
KOMを取ったコル・デ・レートは、スペインのベニドルムの北にある。標高 654m、約10kmの登り。頂上の標高は927mだ。
昨年はUAE Team Emirates – XRGのトレインを使って12分21秒だった。
この記録をさらに更新。12分を破って11分57秒で上がっている。av32.3kmと爆速。推定出力は約445ワット（約6.85w/kg）と凄い数値をたたき出している。まだ12月なのに～。
推測だけど、またもトレインを使ってのでは。Stravaの写真では昨年よりもトレインの数が多いと想像できるタデイ・ポガチャルが撮影した写真も見られる。全員が全力で少しずつ引いたはず。でないとこんなペースであがれることはないだろう。
2025年シーズンも圧倒的な強さを見せたポガチャルだが、彼は現状に満足していないようだ。
「昨年よりもさらに強くなっている」という事実は、ヨナス・ヴィンゲゴーやレムコ・エヴェネプールといったライバルたちにとって、これ以上ない脅威となる。
多くの選手が休暇気分から抜け出そうとしている中、ポガチャルはすでに2026年のツール・ド・フランス、そしてその先の勝利に向けて、自分自身の限界を突破し続けている。
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