ロードバイクの情報を発信しています!

Trekが挑む新ジャンル:フルサスペンショングラベル CheckOUT

機材情報
Image credit: chan
この記事は約3分で読めます。

グラベルバイクは近年、舗装路から未舗装路まで対応できる万能性で人気を集めてきた。

しかし従来のリジッド(サスペンションなし)構造では、荒れた路面での振動疲労や操作ストレスが課題となっていた。

そこで Trek はCheckOUTという新しい挑戦を行い、グラベルバイクにフルサスペンションを導入。快適性と操縦性を両立させながら、アドベンチャー性を強化するバイクを目指している。

 

スポンサーリンク

CheckOUT

 

CheckOUT は Trek にとって初の本格設計されたフルサスペンショングラベルバイク。

舗装路ではマウンテンバイクより速く、未舗装路ではリジッドグラベルを超える走破性をという方向性を掲げている。 Trek は、このバイクのサスペンションが振動を抑え、ライダーの疲労を軽減できると実験データを出している。

フレーム素材は OCLV 500 カーボン。

  • リアには 55 mm 程度のサスペンショントラベル
  • フロントには Trek と RockShox が共同開発した Rudy XL フォーク(最大60mm トラベル、クリアランス 56mm)を採用

サスペンション設計は、ピボットや可動リンク(単一ピボット+フレックスステイ構造を用いて、荷物搭載時・路面追従時の妥協を低減。

また、リアラックにはサスペンション動作に追従するリンク機構が組み込まれており、荷物を載せた状態でも衝撃を緩和できるよう設計されている。

 

 

CheckOUT のジオメトリは、アドベンチャー向け。リーチは長めでスタック高めの設計で、長時間ライドでも安定感を確保。

また、フレア形状のワイドハンドルを採用し、悪路での操作性を大幅に高めている。

Trek の人気モデル「Checkpoint」と比べると、CheckOUT はサスペンションを前提に設計された初のグラベル。ロードや軽量グラベルよりは重くなるものの、快適性・走破性の高さで差別化されている。

 

完成車は2モデルでフレームセット販売も用意。

  • CheckOUT SL 5
  • CheckOUT SL 7 AXS

 

Trek CheckOUT は、グラベルバイクに新しい風を吹き込む存在となるか。快適性とアドベンチャー性能を両立したこのモデルが、市場やライダーにどう受け入れられるか、今後の動向に注目が集まりそうだ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました