グラン・ピエモンテをストリーミングで観戦。
前日の、ドンパチ合戦だったミラノ~トリノとは違って、チームイネオスのグランツールばりの集団支配が目立ったレースだった。
モビスターはリチャル・カラパス。UAEはダン・マーティン。BORAはエマヌエル・ブッフマンといったところが対抗馬でしたが、カラパスは途中で降りてました。
2日後のイル・ロンバルディアに向けて有力選手は出てなかったので、イネオストレインには誰もかなわなかったですね。
NIPPO – VINI FANTINI – FAIZANEから、中根英登選手も出ていたようですが、姿は確認できず。
グラン・ピエモンテ
スイス国境からそれほど遠くないイタリア北部のアグリエからサントゥアリオディオロパまでの183 kmをカバーするコース。
ライダーは最初にバンシェットとネルバの登山のツインピークに当たり、最後の登山に至る10 kmを下る。
そして最後の、サントゥアリオ・ディ・オローパ(登坂距離11.8km/平均勾配6.2%/最大勾配13%)で決着となる。
チームイネオスのメンバーが凄過ぎる。
ジャンニ・モスコンは世界選手権ロードを5位。フィリッポ・ガンナは世界選手権TTで3位。
イバン・ソーサもいるし、メンツが濃すぎ。このままグランツール出れそうなメンバー。
レース前半で逃げを追う、フィリッポ・ガンナのデータが凄い。
With less than 100 km to go, the gap is at 3 mins. @GannaFilippo of @TeamINEOS is setting the pace in the pack, while his team leader @EganBernal can save energy, which the numbers show perfectly.
— Velon CC (@VelonCC) October 10, 2019
2nd hour of racing:
Ganna: 315W – 44.2km/h
Bernal: 160W – 44.2km/h#GranPiemonte pic.twitter.com/JwZqZavLrI
フィリッポ・ガンナは、2時間で315Wで走っている。後ろにいるベルナルは160Wだからいかに楽に走れているのかがわかりますね。
最後まで逃げていたステファヌ・ロセット(Crédits )を抜いてからは、ほとんど先頭をゆずらずにイネオスが引き続ける。
最後の登りで、マティアス・フランク(AG2R La Mondiale)がアタックしても、すぐに捕まってしまう。
イネオスは一人ずつ前を引いてちぎれていくが、イバン・ソーサが引き始めるとあっと言う間に集団が小さくなった。
二人の後ろが、3人となった時に、エガン・ベルナルが振り向きラスト1.8kmから独走を開始。
イバン・ソーサはすぐに追走しようとしたがスピードが違った。
ただ、イバン・ソーサは追走集団から遅れることなく最後は抜け出して、エガン・ベルナルとワンツーフニッシュを決めてしまった。
エガン・ベルナルもレース後に、
私はレースに勝ったが、ソーサは私よりもほとんど強かったと思う
とコメントしている。
彼らは同じ、Androni – Sidermec – Bottecchia プロコンチネンタルチームの出身だ。
イバン・ソーサもエガン・ベルナルと同じ道を歩むかもしれない強さを秘めていることは間違いない。
エガン・ベルナルはこのようにも述べている。
「イタリアでの初めての勝利だから本当にうれしい。ここで多くのレースをしてきましたが、ピエモンテでの最初の成功です。
2年間住んでいた場所なので、ここで勝つことは本当に特別なことです」
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