9月29日に開催される世界選手権男子エリートロードでTrek – Segafredoのバウケ・モレマは、SRAMのフロントシングルで挑む。
今回の世界選手権ロードは、285kmで3,645mの獲得標高があるコース。
1ドライブで走るということは、このコースをトラブルなく攻略できるという自信を持っているということだ。
SRAM のフロントシングル
バウケ・モレマは、オランダチームのエースであるマチュー・ファンデルプールをアシストするメンバーの一人。
バウケ・モレマが乗るのは、プロジェクトワンカスタムペイントされたTREKマドンSLR9ディスク。
通常285kmの過酷なコースでは、保守的なセットアップが好まれるがバウケ・モレマはSRAMの1ドライブ。攻撃的ですねえ~。
一番心配されるのは、チェーン落ち。チームメイトのジョン・デゲンコルプも一度クラシックレースでチェーン落ちして遅れたこともある。
同じく、チームメイトのマッズ・ピーダスンはクラシックで使用して問題ないことを確認している。
モレマの使用する1ドライブトレインは、SRAMのRed eTap AXSグループセットの1xシングルピースリングの52Tチェーンリング。
モレマのマドンフレームには、カスタムのKエッジチェーンキャッチャーが装備され、チェーンリングのX-Syncナローワイドチェーン歯プロファイルによって補完されている。
雨が降ったりしたら道路状況が悪くなるので万全な装備にしてますね。
また、統合されたQuarq DUB電力計もチョイスしている。
モレマの1ドライブトレインのバックエンドは、10-33Tカセットを使用。
単一のチェーンリングが、バイクのギアリング範囲を制限するように見えるが、52×33のギアは、ダブルチェーンリングの39×25の最小ギアに相当する。
フロントの52Tについては、メカニックとの話し合いで小さくすることを提案された。
だが、モレマはこれが完璧なギア比であると確信していたため、
「チームがアルプスで20kmの登りに登っていたら、それは別の話になるでしょう」
と言う。
つまり、このコースならば25Tで十分だという判断ですね。
サドルは、かなり前よりにセットアップしてある。ちなみにバウケ・モレマは181cmで64kg。
マドンSLR9の最大の特徴である、調整式トップチューブIsoSpeedを備える。
ハンドルのメーカーは不明で、ステムとハンドルバーが一体となっている。
Bontrager Aeolus XXX 4ホイールを選択。47mmのリムハイトのホイールセットで、1,270gの軽量ホイール。
ディスクホイールで、この軽さならば山岳でもいけますね。
ディスクホイールなので、当然フロント周りはすっきり。
ヨークシャーで雨が降る可能性があるため、モレマは25mmのヴィットリアコルサチューブラータイヤを選択し、必要なグリップとトラクションを確保する。
SRAMのフロントシングルで、無事にトラブルなく走れるのか注目しておこうと思います。
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