イギリスのホイールメーカーHUNTは、風洞実験の結果を公表している、Aerodynamicistホイールを3種類発表。
リムハイトが34 mm、44/46 mm、54/58 mmの3種類。スポークはカーボンかスチールを選択することで重量と価格が変わってくる。
28mmと30mmのタイヤ幅に最適化された、ワイドロードタイヤでクラス最高の空力性能と重量比を実現したと公式サイトでは書かれている。
HUNT Aerodynamicist
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最近はチューブレス対応でフックレスリムが増えているけれど、今回のAerodynamicistホイールはフック付きなのでクリンチャータイヤも装着できる。
Aerodynamicist は、多数の風洞実験に加え、47,000 時間のコンピューター処理時間を経て、3年間の歳月をかけて開発された。
公式サイトでは、34_34 Aerodynamicistは、グランツールのステージ優勝を果たしたTeam Visma | Lease a Bikeが使う、Reserve 34|37 TAと比較して、0.18Wの抵抗低減を実現したと結果を示している。
比較されたホイールはRoval、ENVE、ZIPPなどがある。
風洞実験の結果では、正直に、34_34 Aerodynamicistよりも良かったのはShimano Dura-Ace C36で、空力性能は、テストした他のすべてのホイールセットに対して0.54W良かったとも書かれている。
ただ、重量は34_34 Aerodynamicistホイールのほうがかなり軽い。
公式サイトには情報は余すことなく網羅されおり、情報ホワイトペーパーも公開。競合他社ホイールとのデータも公式サイトにグラフで公開されている。
装備されている、UD(ユニディレクショナル)カーボンスポークは、スチール製同等品に比べて横方向の応答性が6%向上し、重量も大幅に軽減(スポーク1本あたりわずか2.7g)されている。
これにより、スポーク本数を減らすことができ、フロントホイールは20本から18本に。リアホイールは24本から20本に。テーパーロックシステムは調整可能となっている。
UDカーボンスポークは高周波振動の利点も提供し、荒れた道路での長い一日のレースでライダーの疲労を軽減すると書かれている。
ただ、カーボンスポークだとかなり高価な価格となる。
Hunt 34_34 Aerodynamicist UD Carbon Spoke Disc SPEC
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最も軽くカーボンスポークの使われているHunt 34_34 Aerodynamicist UDの仕様は下記の通り。
- 重量(ペア):1,175g
- リム内部幅:22mm
- リム外部幅:28.4mm
- スポーク:UDカーボン、フロント18本、リア20本
- ハブ:HUNT H_ラチェット DBL、40T、9°エンゲージメント
- ベアリング:エンデューロ ABEC 5 – ステンレススチールカートリッジベアリング
- 価格:304,700円
その他のホイールについて、詳しくは公式サイトで確認を。
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