マチュー・ファンデルポールは、ヨークシャー世界選手権に向けて準備を進めており、マウンテンバイクレースで圧倒的な走りを見せた後、ロードに戻ってきた。
ファンデルボールは、日曜日(8月11日)にスイスのレンツァーハイデで行われたマウンテンバイクワールドカップラウンドでハットトリックを獲得し、ワールドチャンピオンのニーノシュルターを25秒差で破っている。
ロードレースから、4ヶ月離れた後、木曜日(8月15日)にノルウェーのアークティック・レース・オブ・ノルウェーのロードレースに戻り、来月ヨークシャーの世界選手権エリートロードレースをターゲットにする。
アークティック・レース・オブ・ノルウェー2019
4月、24歳の彼はアムステルゴールドレースでシーズンで最も印象に残る勝利の1つを獲得した。
2018シクロクロスの世界チャンピオンは、今シーズン、CX、ロード、マウンテンバイクの3つの分野にまたがり、それぞれに野心的な目標を設定している。
ロードレースでは、今月後半のMTB世界選手権をスキップし、代わりにヨークシャーの世界選手権ロードレースの準備を行う。
来シーズン、ファンデルボールは東京オリンピックのマウンテンバイクイベントをターゲットとして、オフロードシーズンを走る。
それは良いとして今回のレース、4か月ロードに乗ってなくて、わずか数日のトレーニングでレースに出ていきなり優勝!
レース前には、必要な耐久力を獲得する時間が必要だと言っていたマチュー・ファンデルポール。
心配ご無用でしたね。
しかも、途中も気分が良かったと? 何度もアタックをかけている。
とにかく、凄かったのが最後のスプリント。
ハイライト見て貰うとわかるのですが、250m手前からスプリントを開始している。
前を一人で逃げていたクミングスを抜き去り、後ろと3秒も開けてゴール。
圧倒的だった。
早くスプリントを始めたとき、彼らは驚いた。今日もそうだった。あえて少し前からスプリントをスタートしなければならない。
最後の150メートルまでスプリントを待っていたら、勝つのは難しい。最後までスプリントが持つ位置を完全に把握している。
誰かがスプリントをスタートするのを待つよりも、自分のスプリントをする方が良いと思う。
なぜ一部のスプリンターがいつもそんなに長く待っているのかわらない。今日は完璧なスプリントに乗ったと思う。
つまり、マチュー・ファンデルプールは自分のスプリントの続く距離を把握しているので、人を待たずにスタートするのだ。
他のスプリンターよりも長くトップスピードを維持することが出来るので、早くからスプリントを開始する。
通常のスプリントの長さでないので、周りのスプリンターがあわててスプリントを開始しても間に合わないということだ。
だが、これはシクロクロスで鍛えた心肺機能と足があるからこそ出来る芸当で、こんなロングスプリントは彼にしかできない。
やはり、マチュー・ファンデルプールは規格外の男だと言わざるを得ない。
ファンデルボールは、イエロージャージをキープしたいとは言っているが、山岳が昨年よりも厳しいので難しいだろうと言っている。
平坦ステージで、もう一発ロングスプリントが見てみたいですね。
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