Deceuninck-Quick Stepは、毎年金欠で悩んでいるチーム。
だが、若い才能を発掘してチームの大きな戦力につなげるのがとても上手いチームでもある。
Deceuninck-Quick Stepは、U23ポルトガルロード・TTの2冠を達成したジョアン・アルメイダ(João Almeida 21歳)と2年契約を結んだ。
彼は、何年か後にチームを支えていく選手となるかもしれない。
トレーニングキャンプに2回参加
2016年、彼はポルトガルジュニアロードレースとタイムトライアルのタイトルを獲得。
Deceuninck-Quick StepのGMパトリック・ルフェーブルは、その頃からアルメイダを注目していた。
ルフェーブルは注目するだけでなく、チームの冬季トレーニングキャンプにアルメイダを招待している。しかも2回も。
冬季キャンプでは10日間Deceuninck-Quick Stepのジュリアン・アラフィリップらと一緒に走っているのだ。
実際に走らせてみて、その実力も計っているとは恐るべしパトリック・ルフェーブル。
「私たちは若い優秀なライダー男を見つけ、ワールドツアーで彼らを宣伝し、時間をかけて成功したライダーに成長させるコツを持っている。
このロングラインの最新作はジョアン・アルメイダだ。
彼をここ数年フォローしており、彼が何ができるかを考えている。
彼が持っていた強力で一貫した結果は彼の才能と野心を強調し、彼は私達のチームに必要だと判断した」
João Almeida
ジョアン・アルメイダは、アクセル・メルクスがオーナーを務めるHagens Berman Axeonコンチネンタルプロチームで2016年にプロデビュー。
Hagens Berman Axeonからは、U23世界タイムトライヤルチャンピオンのミッケル・ビョーグもワールドツアーデビューを果たしている。ジョアン・アルメイダとはチームメイト。
アルメイダは、2016年にポルトガルのロードレースおよびタイムトライアルジュニアナショナルチャンピオンになり、自身の名前を挙げた。
Axeonでのデビューシーズンでは、2018年のLiege-Bastogne-Liegeで優勝。
6月、アルメイダはU23ベビージロで、総合2位とヤングライダー賞を獲得。
現在、8月12~18日まで開催のThe Larry H.Miller Tour of Utah (2.HC)に出場しており、総合7位と健闘している。
ジョアン・アルメイダが、ウルフパックの一員として活躍する日も、そう遠くはないだろう。
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