世界一の逃げ屋と言われた元Lotto Dstnyのトーマス・デヘント。
2025 ジロ・デ・イタリアのコース発表に訪れていて2時間座っていたけれど、得られるものはなかったと。逃げられるステージを見ていたのだが、「人生の2時間を無駄に過ごした」と言うほど。
そう、今年のジロはそれほど厳しくないのだ。
200kmを越えるレースは3回。なにより厳しい山岳も少ない。ただ、これは5月に開催されるジロだからということもある。雪で2,000mを越える峠は使えないことも多いからだ。
ワウト・ファンアールトにチャンス
Thomas De Gendt øjner en gylden mulighed for Van Aert i årets Giro. #Feltetdk https://t.co/dAxJHC9RJN
— Feltet.dk (@Feltetdk) January 19, 2025
現在Team Visma | Lease a Bikeのジロ・デ・イタリアの予定メンバーは
- ワウト・ファンアールト
- サイモン・イェーツ
- ウイルコ・ケルデルマン
- エドアルド・アッフィニ
- ディラン・ファンバーレ
- ステフェン・クライスヴァイク
- オラフ・コーイ
- バート・レンメン
サイモン・イェーツが総合優勝を目指し、ステフェン・クライスヴァイクとウイルコ・ケルデルマンが山岳アシスト。ワウト・ファンアールトはオラフ・コーイのリードアウトとステージ優勝を狙う布陣に見える。
だが、ジロのコース発表を見たトーマス・デヘントの意見は違うようだ。
ワウト・ファンアールトはジロで総合優勝を狙うべきか?
もし彼に野心があるのなら、今年はクラス分けのチャンスだ。今年のコースを見たが、まだ比較的簡単なジロだ。
選手たちは超急勾配の上りのどこにも到着しないので、もし彼が本当に野心を抱いているのなら、今年はとても良いチャンスになるだろう。
彼は特に強いライダーだが、今はそれが少し良すぎるように思える。
ワウト・ファンアールトはマリアローザを狙えますか?
第1ステージは、速くて強い選手たちを解放するほど難しくなく、おそらく集団スプリントになるだろう。第2ステージは約14kmのタイムトライアルで、第3ステージは3つの中で最も魅力的な10kmの登りだ。
先頭集団を引き離すこともできるし、前を行くこともできる。例えばファンアールトには確かにチャンスがある。彼は初日にピンクを狙うだろうし、それができると思う。
逃げのスペシャリストから見て、チャンスのあるステージは?
もし逃げ切りのチャンスがあるステージを挙げることができるなら、私はステージ1、3、5、もちろん8、11、そしておそらく15も選ぶだろう。
これらはクラス分けの選手にとって見逃される日だが、スプリンターにとってもそうではない。そしてファンアールトはどんなコースにも挑戦できる人物だ。
ジロは第14ステージで、スロベニアを40kmほど走りますが、タデイ・ポガチャルがくるでしょうか?
このコースでは、彼をおびき寄せることはできない。
上り坂が4つしかないので、彼を誘惑することはできない。彼らが本当に彼をスタートリストに入れたかったなら、上り坂で4回ではなく7回か8回フィニッシュするべきだった。
そうすれば、彼はステージ優勝のチャンスが同じだけあることを知っている。
去年はちょっと多すぎたかもしれないけれど、今はジロが2,000m制限を怖がっていることに気づいた。 山の天候が悪ければ、通過をキャンセルせざるを得ないことが多いんだ。
では、ポガチャルにとって、ジロは本命ツールに向けた理想的な “ウォームアップ “ではないのだろうか?
彼は主にブエルタでの勝利を考えていると思う。だが、グランツール3勝を1年でやるのは……。 彼はとても強いライダーだが、今はちょっとやることが多すぎるようだ。
トーマス・デヘントはワウト・ファンアールトがジロの総合を狙えると思っているようだが、本人は昨年も言っているようにステージ優勝狙いだろう。
体重を2kg落として総合5位よりも勝利を目指すのがワウトの走りだ。
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