Strava、サードパーティ製アプリケーションが顧客のデータを他のユーザーに表示することを今後は許可しないとユーザーに通知するメッセージを送った。
これらの変更はすべて、Strava API (アプリケーション プログラミング インターフェイス) と呼ばれるものに影響する。
この通知はソーシャルメディア上で大騒動を引き起こし、同社がコーチングサービスや比較に使われるサードパーティ製アプリを排除しようとしていると非難した。
他のユーザーが使えないように
Strava plan to restrict third-party apps has users in an uproar https://t.co/MRb6ezU59c
— Cyclingnews (@Cyclingnewsfeed) November 21, 2024
STRAVA公式サイトの11月15日の投稿は以下の通り。
プライバシーと透明性への取り組みの一環として、サードパーティ アプリによる Strava データの表示、アクセス、使用方法に関する重要な更新情報をコミュニティにお知らせします。
サードパーティ アプリにアクティビティ データへのアクセスを許可した場合、そのアプリは、自分以外のユーザーにそのデータを表示できなくなります。
API 契約のこの更新は最近発効し、パートナーは 1 か月以内にアプリを更新して、これらの新しい標準に準拠する必要があります。
具体的にどんな場面かというと、Garminウォッチがワークアウトを Strava にプッシュし、VeloViewer などのアプリがデータにアクセスできるようにする部分とかだ。
StravaのAPI を使用するアプリは数え切れないほどある。
- Garmin
- Wahoo
- TrainerRoad
- VeloViewer
- Xert
- Final Surge
- Intervals.icu
この分野のほぼすべての企業が StravaのAPIを使用している。
STRAVAの投稿からいえるのは
- アプリのデータはあなたしか見れない
- アプリはあなたのデータを処理する際に「AI」を一切使用できない
- アプリはあなたのデータを分析したり処理したりできない
他のアプリに渡して解析なども出来ないことになる。他のソフト開発者は1か月以内に仕様変更せよという指示だ。そんなに簡単に出来るとは思えないけど。事実上、ソフトは使用できないに等しいのでは。
特に困るのは、コーチングをするソフト。AIの解析も出来ないし、データも表示されないのだから、使い道がなくなる。
STRAVAはユーザーの情報を守るためと言っているけれども、誰にとってメリットがあるのか良くわからない。
また、現在以下の公式サイトのトピックでは一切のコメントも意見も書かれないようになっている。
STRAVAのユーザーは1億人を越えている。それに貢献したであろう外部のソフトを完全に遮断する道を選ぶのはどうなんだろうか。
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