リーダージャージのオコナーは1分3秒のリードで第16ステージをスタート。
しかし、最後の超級山岳ラゴス・デ・コバドンガの登りでは、ミケル・ランダ、エンリク・マスのアタックにより総合勢から脱落。
かなり早い段階で遅れたのでジャージは明け渡すことになると思われた。だが、ベン・オコナーはゴール手前の下り区間などでタイム差を保つ。
なんとか5秒差でプリモッシュ・ログリッチからジャージを守ることに成功した。
表彰式に現れない
Leader de #LaVuelta24, Ben O’Connor a pris une amende et perdu 20 pts UCI pour avoir été en retard au podium de la 16e étape. L’Australien s’est trompé en redescendant au pied de la montée finale. Il a dû être ramené en voiture au sommet. 🎥 @nacholabargapic.twitter.com/R6tlCltAZi
— Le Gruppetto (@LeGruppetto) September 3, 2024
ゴールでは58秒遅れ総合のタイム差は以下のように。
- ベン・オコナー 65:09:00
- プリモッシュ・ログリッチ 5秒
- エンリク・マス 1分25秒
- リチャル・カラパス 1分46秒
本当ならば、今日プリモッシュ・ログリッチに逆転されていたかもしれない。
ゴール後も混乱を極めた。山頂は霧に覆われており、視界不良。ベン・オコナーはメディアのインタビューに答えたあとに、サポートカーに乗って下山。
表彰式の会場はゴールから400m離れていてみえず、誰に言われたのか不明だが降りてしまったのだ。このため、また表彰式のために登ってくる羽目に。
下ってくるライダーも沢山いる中、警察のオートバイに先導されて上がってきている。それが上記の投稿場面だ。
まあ、たたでさえイライラしやすいオコナーは、さらにいらだったのは間違いない。ゴールしたら、ドーピング検査受けて、インタビューして表彰式に出て、はやくホテルで回復したいですよね。
かなりの無駄な時間を過ごしてしまっている。
ベン・オコナーのコメント
着替えなきゃ、凍えそうだ。谷に降りるように言われて降りたんだけど、登り返せって言われたんだ。正直、ちょっとイライラしたよ。今すぐにでも熱いシャワーを浴びたいくらいだ。
確かに、ハッピーではない。ここではいい顔をしようとしているけど、心の中ではちょっとムカついているんだ。
レッドジャージを失うかと思われたが、最後の数キロでライバルとの差を一定に保ち、最終的にログリッチに5秒差をつけてレッドを守りましたね。
明日のためにまだ赤いジャージを持っているんだ。明日も、もしかしたら明後日もジャージを持っているかもしれない。もし金曜日にまたジャージを守ったら驚くだろうね。
今は最大限に楽しむしかない。マドリードで再び赤いユニフォームを着られるかどうかは分からないからね。
仮に、ジャージを失ったとしても、週末に大きく崩れなければ、ベン・オコナーはトップ5は固い。表彰台も可能だ。もうひと踏ん張りを見せて貰いたい。
【追記】
オコナーが時間内に点呼に現れなかったため、1,000スイスフランの罰金と20UCIポイントの減点が科せられている。これは可哀そう。
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