Shimanoは、少し前に、深刻な物流上の課題と配送サービスの質の低下によりリードタイムが長くなるなど、継続的な配送上の問題を抱えていることを認めている。
さらに、今回、2024年上半期の売上高がさらに大幅に減少したと報告している。
Shimanoは1月から6月までの純売上高が2023年の同時期と比較して20.7%減少し、前年同期は18%近く減少したと報告している。
リコールも痛手か
Shimanoといえば、11速ホローテッククランクの剥離の兆候がないか検査するため、リコールしている。
同社の連結損益計算書によると、「無料点検による損失」は総額176億2,500万円となり、Shimanoの費用は27億6200万円となっている。かなりの金額だ。
また、報告書によると、Shimanoの2024年1月から6月までの自転車部品の純売上高は前年比20.7%減の1625億9400万円、営業利益は42.2%減の243億2800万円となっている。
Shimanoからの報告では
- ドイツやベネルクス諸国で店頭販売が堅調に推移
- 北米では小売販売が軟調で在庫レベルが高止まり
- 中国では、現在、完成車と在庫の小売販売が好調
- シマノ105やロードバイク用その他の部品の需要は堅調
- 深刻な物流上の課題が解消されると欧州では売り上げが回復する
通期でみると、予想よりも上回るとしており、強気な姿勢を見せている。
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