レムコ・エヴェネプールは、デビュー当時からエディ・メルクスの再来と言われていた。
だが、そのたびにエディ・メルクスはレムコ・エヴェネプールを批判。エディ・メルクスはレムコに対して良いコメントを出したことがなかった。
ただ、2022 世界選手権ロードをレムコが独走で勝ち取ってから、エディ・メルクスは批判からほめる立場に代わっている。
では、今回のパリオリンピック個人タイムトライヤルで金メダルを獲得したことについては?
エディ・メルクスの反応
Paris 2024 – Eddy Merckx : “C’est inoubliable pour le sport en Belgique…” #Paris2024 #JO2024 #Merckx #Evenepoel #VanAert https://t.co/OPOLvxFFR6 #cyclisme #cycling
— Cyclism’Actu (@cyclismactu) July 28, 2024
エディ・メルクスは史上最強のレーサーと言われ、ツール・ド・フランスとジロ・デ・イタリアを5回制覇。
ブエルタも1回優勝。出るレース全てを勝たないと気が済まない彼はレーサー仲間から人食い「ザ・カンニバル」と呼ばれていた。
ベルギーのデモンストレーションについては?
信じられない。レムコは大本命で、その期待に応えてくれた。しかし、非常にテクニカルなコースで、彼には不利だった。しかし、彼はとてもよくやった。
彼はタイムトライアルの世界チャンピオンであり、オリンピックチャンピオンでもある。これ以上いいことはないよ。
何が違いを生んだのか?
ツール・ド・フランス、そしてそこからのレムコの出方だ。彼はここで勝つというモチベーションも持っていた。
それは簡単なことではないよ。実際、彼は完璧だった。
ツールでは、彼は悪い日がなかったことを証明し、その1週間後にはオリンピックチャンピオンになった。レムコは何でもできる。
いつか彼がツールで優勝することを願っている。彼はまだ改善しなければならない部分がある。信じるしかない。
銅メダルを獲得したワウト・ファンアールトについては?
ツール・ド・フランスでは少し劣勢だったが、彼は銅メダルを獲得した。彼にとっては素晴らしいことだ。喜ばしいことだし、不幸の後の新たなスタートでもある。
次の土曜日はロードレースですが。
これは大きなモチベーションになるだろう。レムコとワウトもその時の大本命だ。
確かに、もう二人にはプレッシャーがないので、かなり大胆に攻めれるだろう。どちらが、ゴールを最後に目指すのかが注目となりそうだ。
コメント
ワウトとレムコ、普段はチームの違う2人がどんなレースを見せるのか。
最強のアタッカー2人が交互にアタックを仕掛けたら脚力で対抗できるのは(今回の出場選手では)MVDPしかいない。
しかし他にも力のある選手はいますし、優勝候補大本命であるがゆえの包囲網が敷かれたらどんなレースになるか分からない。
メダルの行方を左右するのは、そして90選手の中で最もしんどい働きをしなきゃいけないのはストゥイヴェンとベノートの2人になりそうですね。
世界選手権と違って人数が少ないので、どんな展開のなるのか。
コース的に、どこからでも仕掛けられそうなので、少人数にどのチームも絞り込みたいでしょうね。
メンバー的にもベルギーが抜けてますけど、いつものそういわれながら勝てない。
さて、どういうレースとなるのか、楽しみです。