サガンの最後のロードレースは、2021年に総合優勝したツアー・オブ・スロバキアだった。
スロバキアを代表して、パリオリンピックにマウンテンバイクで出場する夢は立たれており、今回が兄が監督するチームで走る最後のロードレースだった。
スロバキアのファンの前で
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長年ロードを走り続けてきた私のプロロードレースの旅が終わりを告げたことは信じがたい。今日、@okoloslovenskaでフィニッシュラインを越えた瞬間は、悲しみ、懐かしさ、そして誇りと喜びなど、様々な感情が入り混じった瞬間だった。
プロとしてのキャリアに別れを告げるのはほろ苦い気持ちだが、母国であり、ホームレースであるこの場所ほど、それをするのにふさわしい場所はないだろう。
2010年1月19日、ツアー・ダウンアンダーでの初ステージを今でも覚えている。まだ20歳にもなっていない若造だった私が、このスポーツでこれほど長く実りあるキャリアを積むことになるとは、当時は想像もしていなかっただろう。
山あり谷ありの長い道のりだったが、スロバキア仲間の応援と愛に包まれながら、ツアー・オブ・スロバキアでロードレースのキャリアを終えることができたのは、私にとって一生の思い出だ。
この素晴らしい旅に参加してくれたすべての人に感謝します。皆さんの応援が私の原動力となり、すべての声援、励まし、そして分かち合った瞬間にとても感謝しています。あなたがいなければ、私はここまでたどり着けなかったでしょう。
通算121勝。2015年から3年連続の世界ロード王者。ツール・ド・フランスでの12回のステージ優勝に、7度のグリーンジャージ獲得。
これほど、型破りな選手はもう出てこないだろう。ファンを楽しませてくれたライダーだった。最後のレース後も、子供にボトルを気軽にプレゼントしていた。
ロードレースではもうサガンの姿は見られないが、マウンテンバイクでは、Specialized Factory Racingで見られそうだ。
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