ロードバイクの情報を発信しています!

2024 X²Oバドカマートロフェー第5戦コクサイデ 砂を制したのはマチューかワウトか?

海外情報
Photo credit: saigneurdeguerre on VisualHunt
この記事は約18分で読めます。

コクサイデの主催者は悪質な観客の取締を予定している。ライダーが安全に走れて、皆が楽しくシクロクロスを観戦するためだ。

 

コクサイデでは、3強対決を期待していたけれど、INEOS Grenadiersのトム・ピドコックは体調不良のために欠場となっている。さらに1月6日のHexia Cyclocross グルレーゲムも欠場となる。

昨年は、ワウト・ファンアールトがマチュー・ファンデルプールに勝利したが、この時にはマチューが背中の痛みで足が前に出ない状態だった。だが、今年は絶好調。ワウトの調子によるだろう。

 

スポンサーリンク

第5戦コクサイデ

コースマップ Image credit: x2otrofee

 

コクサイデでは、1994年と2012年に世界選手権が開催されている。2016年にはベルギー選手権も開催。それ以降ゴール前に砂丘が追加された。主催者は、シクロクロスのパリ~ルーベと呼ぶほど砂の多いコース。

砂を制するものが勝利するコースとなっている。

 

女子エリート

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様

世界王者のフェム・ファンエンペルは、2024 X²Oバドカマートロフェー第4戦GPスヴェンネイスの後に膝を縫っている。果たして3日後のレースでどう走るのか。

 

フェム・ファンエンペルと隣のルシンダ・ブランドはまたもランデブーとなるのか。

 

セイリン・アラマバードもいる。

 

スタートからフェム・ファンエンペルがトップに。

 

ただ一人ひざ下までのタイツを履いているのは、膝の縫合を隠すためだろう。

 

長い砂の登りでルシンダ・ブランドが前に。

 

だが、すぐにフェム・ファンエンペルが抜き返している。

 

長い砂の登りでフェム・ファンエンペルがリードを奪う。

 

もう、ルシンダ・ブランドが見えなくなった。

 

フェム・ファンエンペルの姿が見えるのはルシンダ・ブランドだけとなる。何秒差だろう。

 

セイリン・アラマバードが遅れている。途中で1回転して落車したためだ。

 

残り4周

フェム・ファンエンペルは、ルシンダ・ブランドを21秒も引き離した。

 

セイリン・アラマバードが、ようやく3位にあがりルシンダ・ブランドの後ろに見えてくる。

 

これは敵なしとなりそう。元旦は、まだルシンダ・ブランドと競っていたけれど、風邪も抜けて、もう体調もかなり戻ってきたようだ。膝も大丈夫なのでしょうね。

 

残り3周

フェム・ファンエンペルは、長いソロをやり遂げようとしている。

 

3位のセイリン・アラマバードは、56秒も遅れている。4位はローラ・ヴェルドンスコット。

 

なんと、フェム・ファンエンペルは、父親から貰ったバイク交換で飛び乗りが出来なくてこけてしまう。また、膝を打ってしまった。大丈夫だろうか。

 

元世界王者のルシンダ・ブランドでも、フェム・ファンエンペルの調子が上がってくると相手にならないということなのだろうか。

 

残り2周

フェム・ファンエンペルは、ルシンダ・ブランドを39秒引き離して通過。

 

ルシンダ・ブランドは、セイリン・アラマバードまで10秒程度のリード。まず2位は間違いない。

 

このコースで雨が降ったら大変なことになりそう。

 

残り1周

少し手が痛そうなそぶりを見せていたけど、フェム・ファンエンペルは、残り1周に。

 

フェム・ファンエンペルは、ルシンダ・ブランドを49秒引き離した。なんの問題もないようだ。

 

フェム・ファンエンペルは、16戦14勝。膝を縫ったそうだけど、そんなことは全く感じさせない走りだった。

 

セイリン・アラマバードが、最後に追いついてきた。凄い粘りだ。

 

セイリン・アラマバードが、猛烈な追い上げで二人のスプリントに。

 

  

だが、なんとかルシンダ・ブランドが2位を死守した。

 

リザルト

優勝したフェム・ファンエンペルのコメント

そんなに早く始めるのは計画だったのか?

そうかもしれない。自分のラインを推進できることが特に重要だった。自分のラインに乗るスペースがあれば、より安心できる。すぐにギャップができたが、その後は自分のペースで続けた。

バイク交換で転倒してましたね。

縫合した膝だったので、そうですね…シーズンの終わりには新しい膝が必要になると思う。いや、大きな被害がなければ良いのですが。今はどうなっているのかわからない。

それをしっかりと封印したが、もちろん一撃は多くのことを可能にする。様子を見よう。

コクサイデでの勝利については?

とても満足している。昨日、今日は先発しようと決めていたので、ここで勝ててとてもうれしい。

 

2位のルシンダ・ブランドのコメント

最後の2周は、マテリアル・ポストの前にある2つ目の長い砂丘で少し苦労した。彼女は最後にいい狙いを持っていた。それに、私はそれ以上速く走るつもりはなかった、それは置いておこう。でも、ただ手放したくはなかったんだ。

あなたが2021年世界チャンピオンに輝いたのは、やはりベルギー沿岸部のオステンドだった。それは良い思いでですか?

とても奇妙なことだけど、私とはまったく関係がないの(笑)。ちょっとバカみたいだけど、もちろん、もう少し先の話でもある。それに、当時は雰囲気がまったく違っていたから。

コロナのせいで観客がいなかったからね。ちょっと違う経験をしたのかもしれない。一番自分に合わないパートでチャンピオンになったのは、今でもちょっと不思議な感じだ。

シーズンで最も忙しい週が終わるのはいいことだろうか?

ちょっとフレッシュな気分でいるのがいいんだ。でも、そうだね。しかし、それは私たち全員に当てはまる。

 

3位のセイリン・アラマバードのコメント

確実にもう一つ上の順位でフィニッシュできたと思う。でも、1周目で宙返りしてしまった。その結果、いくつかの順位を失い、再び自分のリズムを見つける必要があった。

レース中に腰の問題もあったのですか?

でも、試走中にすでにそうなっていた。今日は様子を見なければならなかったが、最終的にはよく持ちこたえた。路上で本当にうまく走れるようになるまで、再び同じことが起こり始めた。でも、それを最大限に活かすために全力を尽くした。

最大限の努力を払ってルシンダ・ブランドに追いつきましたけど。

到達したが、彼女を倒すことは不可能だった。私の後ろにはローラ・ ヴェルドンスコットもいた。彼女は私よりも砂の上で少し上手に乗ったが、中間セクションでは私の方が少し速かったと思う。

最後にはルシンダ・ブランドとスプリントとなりましたが。

最初はルシンダ・ブランドを取り戻すのは不可能だと思っていたが、周回を重ねるごとに少しずつ近づいてきた。ある時点で、私は彼女の運転を見続けた。そのとき私はこう思った。すべてかゼロか。でも、1メートルくらい足りなかったのよ(笑)。

 

Rnk Rider Team Time
1
 VAN EMPEL Fem
Team Visma | Lease a Bike 0:52:14
2
 BRAND Lucinda
Baloise Trek Lions 0:39
3
 ALVARADO Ceylin del Carmen
Alpecin – Deceuninck ,,
4
 VERDONSCHOT Laura
De Ceuster – Bonache 1:19
5
 CANT Sanne
Crelan – Corendon 3:15
6
 BETSEMA Denise
Pauwels Sauzen – Bingoal 3:31
7
 WORST Annemarie
Cyclocross Reds 3:43
8
 HOLMGREN Isabella
Lidl – Trek 5:51
9
 BROUWERS Julie
Charles Liégeois Roastery CX 6:42
10
 KELLER Alessandra
  6:46
11
 HOLMGREN Ava
Lidl – Trek 8:41
12
 MORICHON Anais
  9:32
13
 VON BERSWORDT Sophie
  10:19
14
 VERHOEVEN Suzanne
De Ceuster – Bonache 10:35
15
 GUNSALUS Lizzy
  11:03
16
 COUZENS Millie
Fenix-Deceuninck 11:29
17
 CARRIER Rafaelle
  11:59
18
 DE SMEDT Febe
 
19
 SELS Loes
Proximus – AlphaMotorhomes – Doltcini CT
20
 ZOERNER Lauren
 
21
 CREES Xan
Team Spectra Cannondale p/b DAS
22
 BOND Jorja
 
23
 DEFOUR Lara
 
24
 KELLY Siobhan
 
25
 KNOLL Nico
 
26
 HURTELOUP Adèle
Proximus – AlphaMotorhomes – Doltcini CT
27
 BOND Keira
CXD Trek Bikes
28
 BORELLO Carlotta
DP66 Giant SMP
29
 DE BRUYCKERE Xenna
 
30
 SHIELDS Emily
 

 

スポンサーリンク

男子エリート

マチュー・ファンデルプールのコメント

重すぎないが、泥だらけになった中間セクションではなく、砂が重要なほうが楽しい。

しかし、このシクロクロスシーズンはあなたが支配している。昨年との最大の違いは何ですか?

特に背中はもういたずらをしない。おそらくワウトは別のアプローチを選択したため、昨年よりも少し悪くなったことは理解できる。

それはこれら2つのことの組み合わせになるだろう。ここでは計画は必要ない。ここはとても難しい。通常なら砂のセクションの間に少し回復することができるが、雨によってそれも妨げられ、非常に難しいレースになった。

ハルスト・ワールドカップで、ブーイングに唾を吐きかけられた事件を受けて、組織はファンのスポーツマンシップに反する行動を防止する措置を講じた。コースを探索した後、迷惑な観客を見つけましたか?

いいえ、しかしそれは常に非常に限られている。そして、叫ぶことは、私も容認しないが、もちろん、物を投げることとは異なる。それほど悪くはないが、注目されているのは良いことだ。

それは私だけではなく、他のライダーもそれについて苦情を言っている。ある程度のコントロールができるのは良いことだ。

 

ワウト・ファンアールトのコメント

しかし、今年は非常に難しい。中間車線はかなりぬかるんでいる。コクサイデでこれほどひどい経験をしたことはない。

2014年と昨年にすでに勝ってますが、今の野心は何だろうか?

目標は、いつものように可能な限り良いパフォーマンスを発揮することだ。ここではよく走ることができたので、楽しみにしている。

 

スタートには、トム・ピドコックと、エリ・イーゼルビットもいない。二人共体調不良だ。

 

スタート前。でかいのが後ろにいますね。

 

スタートは、ティボー・ネイスとマチュー・ファンデルプールが速い。

 

だが、トップはマチュー・ファンデルプールに。

 

すぐにローレンス・スウィークが先頭に立つ。

 

ローレンス・スウィーク、ワウト・ファンアールト、マチューの順に上がる。

 

並びは変わらない。

 

ローレンス・スウィークが以前先頭。

 

あれ、もうマチュー・ファンデルプールが先頭だ。

 

さらに砂の登りで一気にワウトを引き離す。

 

あら~、もうワウトが離れた。

 

残り6周

マチューは2位のピム・ロンハールに9秒差をつけて通過。

 

ワウトは3番手に下がっている。

 

今シーズンのマチューは別次元の走りを見せている。

 

3位のワウト・ファンアールト以下は混戦。

 

残り5周

2位のピム・ロンハールが7秒差で追っている。

 

マチューは次のバイクチェンジでグラスも外す。

 

ワウトは、3位グループから抜け出せない。

 

ワウトは、マイケル・ファントーレンハウトに抜かれて5位に。

 

残り4周

マチューは、ピム・ロンハールを16秒引き離した。

 

ピム・ロンハールは、かろうじてマチューの背中を追えるライダーの一人となっている。

 

ラース・ファンデルハールが3位に。ジャンニ・フェルメルシュが4位で、ワウトは5位。

 

ラース・ファンデルハール、ジャンニ・フェルメルシュ、ワウトが3人パックとなりそう。マイケル・ファントーレンハウトは少し離れた。

 

ピム・ロンハールは、20秒差だけど、3位以下は50秒くらい離している。

 

残り3周

マチューは、2位のピム・ロンハールを31秒引き離した。

 

ワウト・ファンアールトは、1分15秒も離されている。これほどの差がつくとは~。

 

観客のギリギリの所をマチューは走る。

 

ワウト・ファンアールトは、ジャンニ・フェルメルシュをかわしている。なんとかラース・ファンデルハールに追いつかないと表彰台も取れない。

 

残り2周

マチューは怒涛の走りで残り2周に。

 

背中の問題さえなければ無敵だ。

 

ワウトがラース・ファンデルハールに追いつき抜いている。

 

ワウトは、ラース・ファンデルハールを引き離せるか。

 

得意の砂でもワウトは、ラース・ファンデルハールを離せない。

 

ようやくワウトは、ラース・ファンデルハールを引き離した。

 

残り1周

ワウトは1分35秒遅れ。ラース・ファンデルハールは、1分39秒遅れ。

 

ピム・ロンハールは安定している。最近は上位が多い。

 

マチュー・ファンデルプールがゴールに帰ってきた。観客とタッチする余裕もある。

 

マチュー・ファンデルプールは、これで今シーズン無傷の9連勝となった。よほどの落車とか体調不良とかない限りは負ける感じがしない。

 

ピム・ロンハールは、3強の一角ワウト・ファンアールトを寄せ付けずに単独の2位でゴールとなった。

 

ワウト・ファンアールトは、なんとか表彰台を確保。連続でのコクサイデでの優勝とはならなかった。

 

リザルト

優勝したマチュー・ファンデルプールのコメント

特に自分のペースで走るのは大変だった。コクサイデはいつも、先頭で走るにはトリッキーなレースのひとつだ。そのため、自分のラインに乗るためにすぐにアタックすることは必ずしも意図していなかった。

でも、2回砂地をうまく走れたから、すぐにいいギャップができた。それからペースを上げた。ピム・ロンハールがしばらく迫ってきたので、走り続けなければならなかった。

現在、トップフォームの何パーセントにいるのだろうか?

それを言うのはとても難しいけど、とにかくワールドカップに向けてまだまだ良くなっていけるよ。クロスのシーズンはとてもいいトレーニングができたが、ヘレンタルス以降はほとんどトレーニングしていない。純粋にクロスだけをやってきたんだ。

ピークはまだ先
現在、ファン・デル・ポールはフィールドで圧倒的な強さを見せているが、ビッグゴールはまだこれからだ。彼は現在、トップフォームの何パーセントにいるのだろうか?「それを言うのはとても難しいけど、とにかくワールドカップに向けてまだまだ良くなっていけるよ。クロスのシーズンはとてもいいトレーニングができたが、ヘレンタルス以降はほとんどトレーニングしていない。純粋にクロスだけをやってきたんだ」。

日曜日のゾンホーフェンの後はスペインに戻り、ワールドカップへの準備の仕上げをする。どこまで追加できるか?監督に聞いてみないとわからない。もちろん工事中だよ。

まずはワールドカップ、そして春。とにかくピークは春でなければならない。それがやはり一番大事なことだ。

 

2位のピム・ロンハールのコメント

一度も後ろを振り返らなかったけど、最終ラップは少し緊張した。スピードに乗った。それで2位が確定したんだ。

この進歩が何によるものなのでしょうか?

ただ、自分の肌にとても馴染んでいるんだ。まさに、すべてがひとりでにうまくいくんだ。こんな風に走り回っているなんて、まだ信じられない。

乗り心地は良くなっているが、必ずしも気分が良くなっているわけではない。でも、安定感はある。僕の体は明らかにスイッチを入れたみたいで、今はすごく調子がいいんだ。

 

3位のワウト・ファンアールトのコメント

いいえ、意図的に彼について行こうとしたわけではない。スタートでペダルを踏み外したから、それでもうまく逃げるために本気でスプリントしたんだ。それがちょっと良すぎたかもしれない。

最初の砂地は心拍数を上げてスタートしたんだ。マチューは他のクロスと同じことをした。私は自分のペースを選んだ。

次は、ワールドカップのベニドルム大会(1月21日)でしか、は見られない。その合間、スペインでトレーニングキャンプを行なってますが、そこではどのようなトレーニングをするのだろうか?

クロスを使ったブロックまでは、基本的なトレーニングが多く、ブロックはほとんどやらなかった。

今は短期間で多くのインテンシティをこなしている。今大事なのは、スイッチを戻すことで、クラシックな春の直前になって初めて、その強度が戻ってくる。

 

Rnk Rider Team Time
1
 VAN DER POEL Mathieu
Alpecin – Deceuninck 0:59:21
2
 RONHAAR Pim
Baloise Trek Lions 1:20
3
 VAN AERT Wout
Team Visma | Lease a Bike 1:43
4
 VAN DER HAAR Lars
Baloise Trek Lions 1:53
5
 VERMEERSCH Gianni
Alpecin – Deceuninck 2:12
6
 SWEECK Laurens
Crelan – Corendon 2:46
7
 WYSEURE Joran
Crelan – Corendon 3:04
8
 VANTHOURENHOUT Michael
Pauwels Sauzen – Bingoal 3:10
9
 ADAMS Jens
Athletes for Hope 3:37
10
 VANDEPUTTE Niels
Alpecin – Deceuninck 3:48
11
 HERMANS Quinten
Alpecin – Deceuninck 4:18
12
 VANDEBOSCH Toon
Crelan – Corendon 4:25
13
 MASON Cameron
Cyclocross Reds 4:31
14
 VAN KESSEL Corné
Deschacht – Hens – Maes 5:10
15
 KAMP Ryan
Pauwels Sauzen – Bingoal 5:30
16
 AERTS Thijs
Charles Liégeois Roastery CX 6:01
17
 HENDRIKX Mees
Crelan – Corendon 6:16
18
 MEEUSEN Tom
Athletes for Hope 6:35
19
 BAESTAENS Vincent
Spits CX Team 7:00
20
 NYS Thibau
Baloise Trek Lions ,,
21
 VRACHTEN Arne
  7:14
22
 WUYTS Mathijs
  7:37
23
 VAN LOOVEREN Joachim
  8:19
24
 VAN DEN BROECK Arno
  8:38
25
 HORNY Clement
  9:12
26
 VERVOORT Wout
Stageco Cycling Team +2 laps
27
 ŠTYBAR Zdeněk
  +2 laps
28
 ROMBOUTS Seppe
  +2 laps
29
 GAßNER Michael
  +3 laps
30
 HAMM Florian
  +3 laps

コメント

タイトルとURLをコピーしました