2023-2024 X²Oバドカマートロフェー第3戦ヘーレンタルスに出場したINEOS Grenadiersのトム・ピドコック。
まだ、シクロクロスバイクには1回しか乗っていないといいながら、最後には追い上げて2位を獲得した。
自ら、最初のクロスとしては最高の結果だったと絶賛している。ピドコックは、レース前のインタビューで、2024年のツール・ド・フランスが最大の目標になることを表明した。
ツールではトップ10が目標ではない
🗣️ “I like that course a lot, so hopefully today opened me up and tomorrow I can race well.”
A great start to CX 2023-24 for @tompidcock with second in Herentals.
Not long to wait until the next race! That would be tomorrow at the #CXWorldCup in Namur 🔜
📸 Photopress pic.twitter.com/xjgwuFefG9
— INEOS Grenadiers (@INEOSGrenadiers) December 16, 2023
ピドコックは今シーズン、シクロクロスレースを10戦に制限している。これは、全てロードレースに集中するためだ。レース後のインタビューでも100%シクロクロス世界選手権出場はないと明言している。
夏には大きな目標がたくさんあるので、冬を準備に使う。ツールとオリンピックで長い夏になる。2月4日のシクロクロス世界選手権をこんなに遅くやるのは難しい。
ワールドカップに出るなら、大会へのリスペクトから100%の準備をしたい。精神的にも難しい。去年負けたワウト・ファンアールトは、ロードシーズン中、それが辛かったと言っていた。
だからクリスマスを楽しんで、ロードシーズンに備えたい。
来シーズンは、ツール・ド・フランス出場が言われてますが、ツールの目標は?
ツールでは総合に集中したい。ツールで自分を証明したい。昨年は、自分が何をしたいのか、チームが何をしたいのかよくわからなかった。何も持たずに帰ってきた。
今年は総合順位に完全に集中したい。トップ10?それは私のモチベーションではない。
今年の初めにステージレースをいくつか経験すれば、目標はより明確になるだろう。去年よりも自分を信じているけど、具体的に何が目標なのかは、もっと後になってからじゃないと言えない。
2022 シクロクロス世界選手権、クロスカントリーマウンテンバイク制覇での成功に加えて、すでにオリンピックの金メダルを獲得していますが、オリンピックでは防衛をするのでしょうか?
オリンピックに向けてツールをうまく終えられることを願っている。
ただ、ツール・ド・フランスが終了するのは、7月21日。オリンピックロードは8月3日で余裕があるが、MTBのオリンピック開催日は、7月28日と29日が予定されている。
少し、タイト過ぎるのが問題だ。マチューも、ツールを完走するとMTBに出場するのは難しいと言っている。
トム・ピドコックは、オリンピックでの目標が、MTB金メダルを防衛することなのか、それともロードレースに目を向けているのか、具体的には語っていない。
コメント
ツールでトップ10狙いではないということは、表彰台狙いでしょうかねぇ。
ヨナス、プリモシュ、タデイ、レムコの4強との対決が楽しみですねえ。
チーム戦力の落ちているであろうイネオスのチーム力が試されますね
即戦力の総合ライダーを獲得しなかったので、今ある戦力で戦うしかないですよね。トム・ピドコックには、大きな期待がかけられているのでしょう。
INEOS Grenadiersは、ラトクリフがサッカーチームを狙っているようで、それによって予算額も変わりそうです。
経営陣も変わっており、チームも変革となりそうだけど、肝心の成績が伴うのかは未知数ですね。