ヨーロッパ選手権ロード。European Continental Championships ME – Road Race(CC)
1995年から選手権は開催されているが、エリートロードは2016年から始まっている。
過去の優勝者
- 2022 ファビオ・ヤコブセン
- 2021 ソンニ・コルブレッリ
- 2020 ジャコモ・ニッツォーロ
- 2019 エリア・ヴィヴィアーニ
- 2018 マッテオ・トレンティン
- 2017 アレクサンダー・クリストフ
- 2016 サガン
アッセン~VAMベルク 199.8km
オランダのドレンテ州は 2023ヨーロッパ自転車選手権の舞台となり、エリート男子のロードレースは州都アッセンから始まる。
長いループを経て、ライダーたちは約110kmでWijsterに到着。ここから13.7kmの周回コースに入る。
違いを生み出すのはVEM Bergの登り。石畳だけど短いので、決定的な差にはならないのでは。女子エリートを見ていたけど、この登りだけで抜け出すのは難しい。
ただ、ゴールはこの先の登りとなる。2回スプリントしないといけないので、最後まで気が抜けない。
注目のライダーは
- ベルギー ワウト・ファンアールト、アルノー・デリー、イヴ・ランパールト、ジャスパー・ストゥイヴェン
- デンマーク マッズ・ピーダスン、アンドレアス・クローン
- フランス アクセル・ジングル、アルノー・デマール
- オランダ マイク・テウニッセン、オラフ・コーイ
- イタリア フィリッポ・ガンナ、マッテオ・トレンティン
- スイス マイケル・ストーラー、マウロ・シュミット
- ノルウェー ソーレン・ヴァーレンショルト、ラスムス・ティレル
スタート前
先頭にはベルギー代表のワウト・ファンアールトとアルノー・デリーが並ぶ。
ワウト・ファンアールトのインタビューでは、最後は2回のスプリントを行わないといけないと言っている。欧州タイトルは欲しいと。
アルノー・デリーは、スプリントまで残れるかが課題となりそうだ。
対抗は、デンマークのマッズ・ピーダスン。優勝候補の一人となる。
マッズ・ピーダスンのコメント
今日は公園を散歩することはありませんが、良い結果を信じています。
オランダ代表のオラフ・コーイは後方待機。最後に残れるか。と、いうかJumbo-Vismaではチームメイトのワウト・ファンアールトのアタックについていけるのだろうか。
さあ、ニュートラルスタート。
アルノー・デリーは、ティム・デクレルと談笑。Soudal – Quick Stepは、大量のライダーが移籍する。ティム・デクレルもチームを離れる。
ワウト・ファンアールトは、マッテオ・トレンティンと話している。
オフィシャルスタート。
英国代表のジョシュア・ターリングの引きで、逃げが出来そう。
5人の逃げ
世界最高峰のTTスぺシャリストが2人も入った強力な逃げが出来た。
- ジョシュア・ターリング (Great Britain)
- シュテファン・ビッセガー (Switzerland)
- ローリー・タウンゼント (Ireland)
- マティアス・ヴァチェク (Czech Republic)
- VAHTRA Norman (Estonia)
ジョシュア・ターリングが逃げに乗るは正解だろう。今シーズン逃げに乗ったのは2回だけなので、どれだけ逃げれるか興味がある。ただ、英国は誰で勝負するのだろう。
残り176.2kmで1分6秒差。ベルギーのティム・デクレルが集団を引いてコントロール。後ろは、イタリア勢がつく。
あっと落車が。
- NUHA Blerton (Kosovo)
マッテオ・トレンティンは、止まってレバーを調整。バイク交換しなくてもいいのかな。
欧州選手権TTの1位のジョシュア・ターリング、2位のシュテファン・ビッセガーは、逃げの強力なエンジンとなる。
残り115.1kmで大きな落車。
15名が落車。フィリッポ・ガンナも落車している。
- SCHWARZMANN Michael (Germany)
- VERNON Ethan (Great Britain)
- URIANSTAD Martin (Norway)
- ROWE Luke (Great Britain)
- MOLLEMA Bauke (Netherlands)
- NISU Oskar (Estonia)
- CORKERY Dillon (Ireland)
- SAGIV Guy (Israel)
- PATERSKI Maciej (Poland)
- GANNA Filippo (Italy)
- PASQUALON Andrea (Italy)
- RAJOVIĆ Dušan (Serbia)
オランダのバウケ・モレマは落車で腰を打っており、リタイヤのようだ。
残り107.6km。フランスが先頭を引く。
残り97kmで先頭のリードは43秒と縮小。
後方で落車。
- PARASHCHAK Yaroslav (Ukraine)
残り91.1kmで18秒まで集団が迫る。
タイム差は13秒しかなく、先頭は捕まりそうだ。
ティム・デクレル先頭で登りに入る。
ティム・デクレルが仕事終了で後退していった。
ジョシュア・ターリングが先頭から脱落。
ジョシュア・ターリングが集団に捕まる。
先頭は3人に。
- シュテファン・ビッセガー (Switzerland)
- ローリー・タウンゼント (Ireland)
- マティアス・ヴァチェク (Czech Republic)
登りで先頭からローリー・タウンゼントが切れてしまう。
残り68.7kmで1分18秒と拡大。
ベルギー代表のティム・デクレルは仕事終了。
残り4周回
先頭は二人に。
- シュテファン・ビッセガー (Switzerland)
- マティアス・ヴァチェク (Czech Republic)
集団はフランスのアントニー・テュルジスが引く。
残り51km。タイム差は17秒となる。
集団から追走がでた。
- RAJOVIĆ Dušan (Serbia)
- FINKŠT Tilen (Slovenia)
残り3周回
追走二人が残り3周回に。
集団はベルギー勢が引く。ワウト・ファンアールトは2番手。アルノー・デリーが続く。
アンドレアス・クローンがアタック。
逃げていた、ジョシュア・ターリングはリタイヤ。
残り32km、集団が後ろに迫る。
二人は握手して集団に吸収されていく。
イタリア勢の引きで集団が割れる。
なんとガンナは2度目の落車。
- フィリッポ・ガンナ (Italy)
- キム・ハイドック (Germany)
- フロリアン・フェルメルシュ (Belgium)
決定的な10人の逃げが出来上がった。
2度目の落車をしたフィリッポ・ガンナが前を追っている。
これは決まりのメンバーだ。
残り15.1kmで34秒差を集団につけた。
残り1周
残り1周にはいる。
先頭が少し割れたか。
クリストフ・ラポルトがアタック!
後ろが牽制している間にリードを築く。
残り12.1kmなのでクリストフ・ラポルトならば十分に逃げ切れる。後ろは追わないといけない。
後ろは、どの国が追うかで牽制している。
クリストフ・ラポルトは10秒のリード。後ろにはフランス勢のサンディ・デュジャルダンがいる。
メイン集団は英国が引いている。
残り6.7km。15秒と開いた。これ以上開くと追いつかなくなる。
ベルギー勢は
- ワウト・ファンアールト
- アルノー・デリー
デンマークは
- マッズ・ピーダスン
- アンドレアス・クローン
残り2.7kmで9秒のリード。
残り1.8kmで9秒と変わらない。どこかの国が全開で引かないと追いつかない。
残り1.1kmで11秒差。これは行ったか。
ここでベルギーのアルノー・デリーが全開で引きだす。
ワウト・ファンアールトがアルノー・デリーに引かれて登っていく。
クリストフ・ラポルトは石畳の登りへ。
ワウト・ファンアールトの後ろは、オランダのオラフ・コーイだ。
アルノー・デリー、ワウト、オラフ・コーイと並ぶ。
ゴール前で詰めてきた。
ここでワウト・ファンアールトがアルノー・デリーの引きからスパートへ。
これはワウト・ファンアールトが追いつく。
さあ、ワウトが並んだか。
クリストフ・ラポルトが、もう一段ギアを上げてワウトにまくらせない。
ワウトが諦めた。
クリストフ・ラポルトがゴールを駆け抜けた~。
クリストフ・ラポルトが欧州王者だ。最後は、Jumbo-Vismaの3人が表彰台に上がるということになった。
ここでもJumbo-Vismaが個々の力を見せつけた感じだ。
リザルト
クリストフ・ラポルトのコメント
まだ信じられない。本当にクレイジーな決勝戦だった。道中はいい感じだったが、スプリントでワウト・ファンアールトとアルノー・デリーに勝つのは難しいだろうということは分かっていた。
そこで攻撃を試してみたところ、うまくいった。適切な瞬間を感じた。このジャージを勝ち取るなんて本当にクレイジーだよ。私はこの勝利を家族に捧げますが、もちろんネイサン・ファンフーイドンクにも捧げます。私はとても幸せです。
2位のワウト・ファンアールトのコメント
テレビでご覧になったと思うが、痛ましいスプリントだった。どうやらクリストフはあまりにも先を行きすぎていて、あまりにも強すぎた。一瞬、もらえるだろうと思った。
アルノー・デリーのターンは決定的だった。しかし、クリストフは本当に強い。私はそれを乗り越えることができなかった。
もちろん、このようなトップグループにいるのは常に難しいことだ。誰かがなくなったら、それを手に入れたいと思うでしょう。しかし、あまりにも体力を無駄遣いすることも望ましくない。
振り返ってみると、カップルが選択を迫られる国々を私たちは待ちすぎたかもしれない。オランダ人やデンマーク人ともっと早く話し合うべきだった。
だが、それでも倒れることを期待するかもしれない。しかし、そうはならなかった。クリストフはまた、正しい瞬間を選ぶ鼻を持っているんだ。
Rnk | Rider | Team | UCI | Time |
---|---|---|---|---|
1 |
LAPORTE Christophe
|
France | 250 | 4:15:51 |
2 |
VAN AERT Wout
|
Belgium | 200 | ,, |
3 |
KOOIJ Olav
|
Netherlands | 150 | ,, |
4 |
DE LIE Arnaud
|
Belgium | 125 | 0:01 |
5 |
TEUNISSEN Mike
|
Netherlands | 100 | 0:09 |
6 |
TILLER Rasmus
|
Norway | 90 | ,, |
7 |
PEDERSEN Mads
|
Denmark | 80 | 0:13 |
8 |
DEGENKOLB John
|
Germany | 70 | 0:15 |
9 |
KRON Andreas
|
Denmark | 60 | 0:39 |
10 |
SÉNÉCHAL Florian
|
France | 50 | 0:41 |
11 |
GARCÍA CORTINA Iván
|
Spain | 40 | ,, |
12 |
STUYVEN Jasper
|
Belgium | 35 | ,, |
13 |
SKUJIŅŠ Toms
|
Latvia | 30 | ,, |
14 |
TRENTIN Matteo
|
Italy | 25 | 0:42 |
15 |
VERNON Ethan
|
Great Britain | 20 | ,, |
16 |
KOCH Jonas
|
Germany | 15 | ,, |
17 |
LAMPAERT Yves
|
Belgium | 10 | 0:46 |
18 |
OLIVEIRA Nelson
|
Portugal | 5 | 0:49 |
19 |
RESELL Erik Nordsæter
|
Norway | 5 | 0:52 |
20 |
ENGELHARDT Felix
|
Germany | 5 | 0:53 |
21 |
GOLDSTEIN Omer
|
Israel | 5 | 0:54 |
22 |
DUJARDIN Sandy
|
France | 5 | 1:09 |
23 |
HOOLE Daan
|
Netherlands | 5 | 1:11 |
24 |
TURNER Ben
|
Great Britain | 5 | 1:46 |
25 |
WATSON Samuel
|
Great Britain | 5 | 1:55 |
26 |
BAYER Tobias
|
Austria | 5 | 1:59 |
27 |
URIANSTAD Martin
|
Norway | 5 | 2:02 |
28 |
LAUK Karl Patrick
|
Estonia | 5 | 2:03 |
29 |
TURGIS Anthony
|
France | 5 | 2:09 |
30 |
BAX Sjoerd
|
Netherlands | 5 | 2:15 |
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