第3ステージは、逃げ集団から二人が最後の1級山岳まで残った。
2023ジロ・デ・イタリア総合4位のダミアーノ・カルーゾ、総合9位のレーナード・ケムナが逃げ続けた。
レーナード・ケムナはダミアーノ・カルーゾを追い落として逃げ切るかに見えたが、UAE Team Emiratesのフアン・アユソーのアタックから、セップ・クスの追撃によって捕まってしまう。
だが、この時INEOS Grenadiersのメンバーはすでに姿を消すことになってしまった。
ゲラント・トーマス
2023ジロ・デ・イタリア総合2位のゲラント・トーマスの姿は最後の山岳では映し出されることはなかった。
ステージ23位の47秒遅れでエガン・ベルナルと共もにゴールしている。何がトーマスにあったのか。
うまくいかなかった。最初の数時間は大丈夫だと感じていたが、最後の登りではもう前に進むことができないと感じた。
かなり後方にいたので、リリースしないように全力を尽くしなければならなかった。
もちろん、まだ諦めるつもりはない。私は戦い続けるつもりだ。しかし、今日は間違いなく忘れるべき日となる。
総合では21位で1分11秒差。第3ステージが終わってこのタイム差は厳しい。巻き返しがあるのだろうか。
テイメン・アレンスマン
🗣️ “I will get better over the weeks and over the stages.”@ThymenArensman talks us through stage three of #LaVuelta23 as the GC battle kicked up a notch 📽️ pic.twitter.com/ngSchaBztV
— INEOS Grenadiers (@INEOSGrenadiers) August 28, 2023
最後の先頭集団の少し後ろにテイメン・アレンスマンの姿は見えていた。ステージ15位の21秒遅れ。総合14位の45秒遅れにつけている。
私たちのチームメイトは、登山に向けて常に良いポジションをとってくれた。最後の登りではかなりいい感じだった。
フアン・アユソーが攻めてきたときは追いかけようとしたが初歩的なミスだった。本当に一定のペースで登らなければならないことはわかっているので、限界を少し超えてしまった。
そのせいで数秒ロスしてしまったが、結果的にはかなり満足している。通常、最初の週はかなり調子が悪いので、試合に入るまでに時間が必要なんだ。
これからは良くなるばかりなので、私にとっては良い結果だ。大勢のGCライダーについていけなかったのが少し残念だ。
ゲラント・トーマスが、ほぼ1分をうしなったのは、残念だ。しかし、私は彼が戦い続けると確信している。
INEOS Grenadiersの逆襲はあるだろうか。ステージ優勝狙いとなると面白みが半減してしまう。どう戦うのか注目してみておきたい。
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