INEOS Grenadiersがいち早く、ブエルタ・ア・エスパーニャのメンバーを発表した。
2023ブエルタ・ア・エスパーニャは、8月26日土曜日にバルセロナで始まり、14.8kmのチームタイムトライアルで始まり、9月17日日曜日にマドリッドでフィニッシュする。
エースは37歳、2023ジロ・デ・イタリア総合2位となったゲラント・トーマス。アシスト陣は非常に強力なメンバーとなる。
INEOS Grenadiersのメンバー
🗣️ “This is a very strong group of riders who are ready to take on this race.”
Hear from Rod Ellingworth and our eight-man squad ahead of #LaVuelta23 https://t.co/Z2p041upgM pic.twitter.com/7EZjPovtYC
— INEOS Grenadiers (@INEOSGrenadiers) August 18, 2023
ゲラント・トーマス
テイメン・アレンスマン
ローレンス・デプルス
フィリッポ・ガンナ
エガン・ベルナル
オマール・フライレ
ヨナタン・カストロピエホ
キム・ハイドック
2023ジロ・デ・イタリアに出場したメンバーが4人入っている。2018ツール覇者のゲラント・トーマス、2019ツールを制したエガン・ベルナルが入った豪華メンバーだ。
ゲラント・トーマス
Look who I found in Isola 😎 Final Vuelta prep with DePluski 🏔️ pic.twitter.com/iENwh1laUM
— Geraint Thomas (@GeraintThomas86) August 15, 2023
2023ジロ・デ・イタリアでは共同リーダーだった、テイオ・ゲイガンハートが落車でリタイヤ。第20ステージの山岳タイムトライヤルまではマリアローザを着用していた。
ブエルタの調整で出場したツール・ド・ポローニュでは第6ステージの個人タイムトライヤルで3位に入る好調ぶりを見せている。
2023世界選手権個人タイムトライヤルでは10位。ブエルタの出場は2015年に総合69位に終わって以来2度目となる。
ゲラント・トーマスのコメント
自分自身にあまりプレッシャーをかけたくないと考えている。ステージ優勝と総合優勝を目指していけたらいいね。
でも、まずはブエルタの前半を終えて自分がどうなっているかを見なければいけない。先発フィールドは奇妙だ。フアン・アユソは現時点で最高の若手ライダーの一人だ。
レムコ・エヴェネプールもいるし、ログリッチもいるし、おそらくジョアン・アルメイダもいるだろう。それはジロの完全なステージの再現となる。
更に、ヨナス・ヴィンゲコーも参加するらしく、スター揃いの分野だ。それは私にとってもモチベーションになるが、大変なことになるだろう。
エガン・ベルナル
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ベルナルはブエルタ・ア・サンファンの落車が響いてレーススケジュールは大幅に遅れた。
- ツール・ド・ロマンディ 総合8位
- ツール・ド・ハンガリー 総合8位
- クリテリウム・ドーフィネ 総合12位
- ツール・ド・フランス 総合36位
2年前の大けがから、ここまで復帰出来たのが不思議なくらいだ。だが、ツールとブエルタのダブルを走って大丈夫なのだろうか。
走れるという確証があるので出場するのだろうけれども、アシストとして走るベルナルはあまり見たくない気もする。果たして、どんな走りを見せてくれるのか。
フィリッポ・ガンナ
Testa bassa e pedalare! 🚴♂️
E poi… nella LEGGENDA. ✨
Grazie Pippo per l’ennesima gioia iridata! 💚🤍❤️#ItaliaTeam @Federciclismo @CyclingWorlds @GannaFilippo pic.twitter.com/CHZSJmCHMY
— ItaliaTeam (@ItaliaTeam_it) August 12, 2023
期待された地元のジロ・デ・イタリアでは開幕のマリアローザ着用はレムコ・エヴェネプールに22秒差で阻まれた。
その後、コロナのために第8ステージをスタートすることなくリタイヤとなった。体調の回復が遅れたが、イタリア選手権TTで4度目の優勝。
更に、ツール・ド・ワロンヌではステージ2勝に総合優勝も飾った。
世界選手権個人タイムトライヤルでは、またもレムコ・エヴェネプールに敗れ2位。世界選手権トラックの個人パーシュートで金メダルを勝ち取った後だったので、疲れていたと本人も言っている。
初出場となるブエルタでの走りが注目される。
テイメン・アレンスマン
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Team DSMから移籍して一気に花開くかと思っていたけど、序盤は不調。どうも走りにムラがある。しかし、2023ジロ・デ・イタリアではゲラント・トーマスを山岳でアシストしながら、自らも総合6位に入った。
2022ブエルタ・ア・エスパーニャでは、クイーンステージである第15ステージで勝利している。
この時のブエルタでは、総合6位でゴール。今回のブエルタではどんな走りとなるだろうか。
キム・ハイドック
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2018年から、Team Lotto – Kern Hausで走っていたキム・ハイドック。2021年ドイツ選手権U23王者。
レースでは、アシストとしての走りを要求されるので自分の勝利はない。今回のメンバーでは、スプリンターステージでゴールを狙うかもしれない。
グランドツアー初出場でどこまでチームに貢献できるのか未知数だ。
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