8月10日には、マチュー・ファンデルプールがMTBショートトラックに出場するとお伝えしていたが、キャンセルとなった。
理由だけど、世界選手権ロードのカーブで落車したケガの影響だ。走っている時には、アドレナリンが出ているので痛みを感じてなかったが、結構ダメージが残っているようだ。
サガンとピドコックは出場
🚨 THIS. IS. MASSIVE!! 🚨
Do NOT adjust your screen, that really is @mathieuvdpoel, @petosagan and @tompidcock riding the trails of GLENTRESS FOREST! 🤯
Are we…dreaming?!#GlasgowScotland2023 | #PowerOfTheBike | @dmbins pic.twitter.com/la09LwvqEi
— 2023 UCI Cycling World Championships (@CyclingWorlds) August 9, 2023
マチュー・ファンデルプールのコメント
私はまだあのクラッシュの影響を少し受けていた。アドレナリンのおかげでレース中は感じなかったが、ゴール後すぐに自分が怪我をしていることに気付いた。
今はコースに慣れるために毎日ここを2、3周ドライブしている。土曜のゴールは十分に難しいだろう。
オランダ自転車協会KNWUは、ショートトラックレースでスタートする場合に備えて、マチューをスタートリストに入れていた。
グラスゴー中心部での勝利から2日後の火曜日、マチューはグレントレスの森のコースを探索しに行っている。
一方、上記ツイートの写真にあるように、サガンもクロスカントリーから出場する。
マチューのオリンピック出場の可能性
🚀 FLYING DUTCHMAN ALERT 🚩@mathieuvdpoel in full flow, testing out our Glentress Forest trails 🤩#GlasgowScotland2023pic.twitter.com/CpqQv0IZeI
— 2023 UCI Cycling World Championships (@CyclingWorlds) August 10, 2023
マチューはパリ五輪を目指しているけど、現時点では難しい。
簡単に言うと、マチュー・ファンデルプールとミラン・ファダー(オランダJumbo-Visma)は、昨年UCIポイントを獲得していないため、通常の順位でオランダがオリンピック出場権を獲得する可能性はゼロなのだ。
国がオリンピックへの出場資格を獲得する方法
オリンピックの予選期間は2022年5月7日から2024年5月26日。その日以降、UCIは合計36枚のオリンピックチケットを配布。国は最大2人の選手を派遣できる。
分布と配置順序
- UCI オリンピック出場資格ランキング 1 位から 8 位以内に終了した国ごとに 2 枚のチケット: チケットは合計16枚
- UCI オリンピック出場資格ランキング 9 位から 19 位に入った国ごとに 1 枚のチケット: チケットは合計11枚
- 2023年アフリカ・アメリカ大陸・アジア大陸選手権で、UCIオリンピック出場資格ランキングで上位にならなかった最初の国のチケット1枚:合計3枚( 大陸ごとに1枚)
- UCIオリンピック出場資格ランキングまたは大陸選手権で出場権を獲得できなかった2023年ワールドエリート男子世界選手権でフィニッシュする最初の2か国へのチケット1枚: チケットは合計2枚
- UCIオリンピック出場権ランキング、大陸選手権、または2023年ワールドエリート男子ワールドカップで出場権を獲得できなかった2023年男子U23ワールドカップの出場権を獲得した最初の2か国のチケット1枚:合計2枚
- 開催国チケット1枚: 合計1枚
- バーサリティ場所に基づくチケット 1 枚 : 合計 1 枚
- 合計: 36 枚
上記により正規ルートでは出場枠は得られない。しかし、抜け道はあって土曜日のワールドカップで、5月に出場資格を逃した国が獲得出来るチケットが2枚残っている。
世界選手権で、マチューがオランダよりも上位にいるイスラエル、ラトビア、オーストラリア、アルゼンチン、プエルトリコの選手よりも前でゴールすれば良いことになる。
まあ、これは昨年英国のトム・ピドコックも同じような立場で出場権を確保しているので問題ないかもしれない。
マチューのケガが良くなって、普通に走れば最後尾スタートからでも前に上がることは可能だ。
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