Allied Cycle Worksは、2016年に創立されたアメリカの新しい自転車メーカー。
Allied Cycle Worksの創設者であるSam Pickman氏は、Specializedで11年間エンジニアリングマネージャーを務め、革新的なFutureShockロードサスペンションシステムで、現在のRoubaixなどの成功したプロジェクトに貢献している。
Allied Cycle Worksは、自転車の製造場所だけでなく、製造方法も変更した自転車界では異端児ともいえる手法で自転車ブランドを展開している。
Allied ALFA
Allied Cycle Worksは、米国アーカンソー州リトルロックで高性能カーボンバイクの製造と販売をしている。
設計、開発、テスト、および生産(塗装を含む)までが全て1か所で出来ている。
- アジアからの商品調達の複雑さを排除
- 設計プロセス全体の高速化
- 一つのテスト工程は24時間~48時間(アジアなら30日かかる)
- 製造工程の透明性
アジアの生産工場でないので、旅費もいらず、第1言語が英語でない製造者に伝わりにくい再テストなどの説明もいらない。
製造工程の監督から、助言まで出来るので製造プロセスの制御も出来るメリットがある。
一つ屋根の下で設計からエンジニアリング、製造に至るまで、米国でゼロから構築しているAllied Cycle Worksは年間1500フレームの製造を目標とし、地球上で最高の自転車を作ることをミッションとしている。
新しいALFAフレームは、「ステアリングスパイン」レイアップとフォークの設計を使用して、以前よりも少し硬くなっており、フロントエンドの横方向の剛性の向上に重点を置いている。
これは、異なるレイアップスケジュールに加え、成形を改良し、三菱MR60カーボンファイバーに切り替えたことによるもの。
三菱MR60カーボンファイバーは、非常に高価だが、重量剛性比が最高で、米国製で航空宇宙用途での使用が認められていると言われている。
フレーム形状は、薄型チューブを維持しており、直径が小さいことでスムーズな乗り心地が得られ、その形状により、通常の乗り物で遭遇する可能性のあるさまざまな横風角度で「現実の空気力学」が追加されると言う。
Black Inc. ハンドルバー、Cane Creek ヘッドセットに、ALLIED Integratedステムで内部ルーティングを可能としている。
シフトケーブルは全く見当たらない。これは、電子ドライブのみと互換性があることを示している。
フレームセットにはステムとシートポストが含まれており、ハードウェアも含めて自社で製造している。
ドロップシースステイではなく、クラシックなデザイン。
タイヤクリアランスは32mm。すべての完成バイクは内部にオレンジシールシーラントが入ったチューブレスセットアップで出荷される。
フレームセットは5,500ドル(約78万円)、完成車は 8,225ドル(約115万円)から。6つのサイズ (48 ~ 61) があり、公称フレーム重量は 820g (サイズ 56)、フォークは 320g。
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