第4ステージのゴール手前は700mほど直線で安全だと言われていた。
だが、サーキットに入る前から、集団は位置取りで非常に激しく走っていた。前半がゆっくりだったから、皆足が余っている感じだ。
そして、サーキットでは、コーナーが連続し道路上よりも危険な状態に。何人もが落車の犠牲となっている。
ファビオ・ヤコブセン Soudal – Quick Step
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ファビオ・ヤコブセンはインスタの投稿で
「サイクリングも人生も浮き沈みが激しい。でも一番大切なのは、前進し続けること、自信を持ち続けること、ハードであり続けること、そして自分の瞬間が必ず来ると信じることだ💪。
皆さん、応援とメッセージをありがとうございました。」
ファビオ・ヤコブセンの落車した理由をBORA-hansgroheのダニー・ファンポッペルがコメントしている。
‘Philipsen weet af en toe niet wat hij doet’, zei wielrenner Danny van Poppel na afloop van de vierde etappe in de Tour.
Philipsen hoopt vooral dat iedere ‘gecrashte’ het oké maakt. pic.twitter.com/0ghejBGGJF
— NOS Sport (@NOSsport) July 4, 2023
ダニー・ファンポッペルは、真後ろでファビオ・ヤコブセンの落車を目撃している。これをインタビューで答えている。
ちょっとお互いに押し合い気味だった。フィリセンは時々自分が何をしているのか分かっていない。
それがファビオが地面にぶつかった理由だ。時々、誰かが意図的に何かをしているのを見ることがあるが、フィリセンは自分がそれをしていることに気づいていない。
彼は故意にそれをしているわけではない。それが本当に彼のせいなのかどうかは言いたくないが、私はそれを一瞬で見てしまった。しかし、それは職業のリスクでもある。
動画を見ても、直接ぶつかったようには見えない。フィリップセンのホイールにファビオ・ヤコブセンが触れたように見えるが、真後ろのダニー・ファンポッペルが言うのだから、関係があったのは間違いない。
ファビオ・ヤコブセンは、打撲と擦過傷で済んでいる。
ジャコポ・グアルニエーリ Lotto-Dstny
ファビオ・ヤコブセンと共に落車したLotto-Dstnyのジャコポ・グアルニエーリは第5ステージをスタート出来なくなった。
ジャコポ・グアルニエーリは、鎖骨骨折と肋骨骨折となっている。
Lotto-Dstnyは、ジャスパー・デブイストが落車で手首を痛めており、スプリントのリードアウトを出来ない。今回、ジャコポ・グアルニエーリがリタイヤしたことで、スプリントトレインの要員が二人もいなくなった。
孤軍奮闘するカレブ・ユアンには、非常に厳しい状態となっている。
ルイスレオン・サンチェス Astana Qazaqstan Team
🇫🇷 RACE: @LeTour @LLEONSANCHEZ broke his left collarbone in the last kilometer of stage 4. Tomorrow he goes home to Spain where he will undergo an operation. Recover well, Luisle!#TDF2023 #AstanaQazaqstanTeam
📸 @SprintCycling pic.twitter.com/B5Zb9a1bEI
— Astana Qazaqstan Team (@AstanaQazTeam) July 4, 2023
ルイスレオン・サンチェスはゴール手前1kmで落車。自転車が大きく跳ね飛ばされていた。
左鎖骨骨折でリタイヤとなっている。この落車の時に、Team Arkéa Samsicのライダーもフェンスにぶつかっているが、誰だか良くわからない。
ソーレン・ヴァーレンショルト Uno-X Pro Cycling Team
Søren Wærenskjold – what a man!
The way he talked with media just minutes after crashing and the team not getting the result his job deserved.
I couldn’t be more proud of you Søren! 💛 #TDF2023
📸 F. Varfjell pic.twitter.com/BfY9Jna8SW
— Vegar Kulset (@VegarKulset) July 4, 2023
ゴール前では、先頭に立っていたソーレン・ヴァーレンショルト。だが、この後がいけなかった、そのままのコースを保っていれば良かったけれど、わき見をしたために、フェンス側によってしまう。
これにより、Cofidisのアクセル・ジングルも巻き込んでしまう。二人のケガの状態はわからない。Uno-X Pro Cycling Teamのツイッターでは朝の様子を見ると書かれている。
ソーレン・ヴァーレンショルトは第3ステージでも、Cofidisのブライアン・コカールにゴール後にバカと言われて対立していた。
陪審員報告では、スプリント中の許されない行為という報告が上がっている。スプリントを外れてもコースを変えてはいけない。
結局安全で壮観なスプリントが見られると言われてたサーキットでのゴールスプリントだったけれども、高速でコーナーを曲がっていくのは危ない。落車がなく終われば良かっただけど、少し残念な結果となってしまった。
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