4度ツール・ド・フランスを制したクリス・フルームはIsrael – Premier Techのツール・ド・フランスのメンバー8人に選ばれなかった。
これについてフルームは、短いインタビューに答えているけど、バイクのセットアップが今年のベストパフォーマンスを妨げていると主張している。ネットはすでに炎上気味になっている。
2024ツール・ド・フランスに出場を希望
Embrace obstacles. Fuel resilience. Keep chasing.@chrisfroome #Froome pic.twitter.com/FbFNjv0uT9
— Withings (@Withings) June 23, 2023
エディ・メルクス、ジャック・アンクティル、ベルナール・イノー、ミゲル・インドゥラインに続く5度目の総合優勝というフルームの野望はとうの昔に消えたが、彼はこのレースに選出されることを望んでいた。
彼は放送局に対し、ここ数年のレースでバイクのセットアップに問題があり、特にディスクブレーキに関してフルームが声高に主張していることが、ツール・ド・フランスへの準備が整っていることをチームに示す妨げになったと語った。
「この決定には明らかに失望している。ツール・ド・フランスは僕の心の中でとても特別な場所なんだ。
肉体的な準備はできていたけれど、残念ながら常に機材の問題が発生したため、自分に与えられたレースで自分の能力をフルに発揮することができなかった。
チームの決断を尊重し、シーズン後半に目標に集中し、2024年のツール・ド・フランスに戻るまで、しばらく時間をかけるつもりだ。」
2013年から2017年にかけてチームスカイでツール・ド・フランスを4度制したフルームは、すべてのグランツールを制した7人のうちの1人だ。
すでにレジェンドなのだけど、ディスクブレーキについては以前から不満を漏らしていた。
これが爆発したのは、2023ツール・ド・ルワンダ第5ステージで、3度の不運に襲われ勝利に繋がらなかったことだ。
ディスクブレーキの交換に手間取ってしまい、集団に追いつかれてしまうという事態になっている。
ここで勝っていればという思いが強いのだろう。
だが、その後も今シーズンはトップ10にもはいることはなかった。アシストとして集団牽引している姿は見られたが、長く逃げに乗れたレースもない。
Israel – Premier Techはツールでステージ優勝を狙っており、その可能性のないライダーはつれていかないということだ。
フルームは2024年のツール出場を目標としているけど、今のところ2024年の契約は公表されていない。2025年まで契約があるとも言われているけれども、それはチームの幹部しか知らないことだ。
Israel – Premier Techはブエルタに出場しないので、フルームの今シーズンのグランドツール出場はなくなった。
コメント
フルーム選手…何とか復活して欲しいですね。本当にTT練習中の事故が悔やまれます。来年の出場は、正直難しいと思いますがステージ勝利する際のかっこいいガッツポーズまた見たい。
昨年のツールではステージ3位に入る走りを見せてくれましたが、今シーズンは中々良い走りが見れないのが残念。
ルワンダの独走が3回のパンクで追いつかれたのが勿体ない。この後は、高地トレーニングに向かい、シーズン後半のレースとなりますが、残されたレースも少ないかと。
ほんと、事故さえなければと言った感じですね。