ジロ・デ・イタリア初制覇を目指すプリモッシュ・ログリッチだが、Jumbo-Vismaは呪われているのかもしれない。
これまでも、以下のライダーが交代
- ウィルコ・ケルデルマン 落車からの回復遅れ
- トビアス・フォス コロナ陽性
- ロベルト・ヘーシンク コロナ陽性
- ヨス・ファンエムデン コロナ陽性
そして、新たなメンバー交代はヤン・トラトニクだ。彼に何があったのか。
ヤン・トラトニク
Bahrain Victoriousから移籍して、ヤン・トラトニクは変わらず素晴らしい走りを見せていた。上の写真は2023リエージュ〜バストーニュ〜リエージュのもの。
ヤン・トラトニクは、前日のチームプレゼンテーションにも出ていた。
🇮🇹 #Giro Unfortunately we have to substitute a fifth rider @giroditalia due to the traffic accident with Jan Tratnik earlier today. He will be replaced by the talented Tom Gloag. #fightforpink 👚
Get well soon Jan! 🍀 pic.twitter.com/eWbhdrekpX
— Team Jumbo-Visma cycling (@JumboVismaRoad) May 5, 2023
チームからの報告では、
「ヤン・トラトニクはタイムトライアルバイクで練習していて、バイクから転落した。
広い道で、郵便車に乗った女性が道路を横切り、彼を見落としていた。彼は背を向けることができたが、車を避けることはできなかった。
ヤンはボンネットを越えてしまい、膝に怪我を負った。ジロを開始することは不可能だ。それは、すでにそこにあるコロナのケースの後、再びチームへの打撃となる。」
これだけメンバー変更をしたチームはない。
トーマス・グローグ
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リザーブだったトーマス・グローグがオランダからイタリアに飛行機で飛んできている。
彼のロードバイクは自分で持ってくる。ただ、TTバイクなどはチームが用意しないといけないのでは。一人で2台持ってくるのは難しいと思う。
トーマス・グローグは、2022年からtrainee(研修生)としてチーム入りしていた。
2022年から目だった走りを見せていたが、2023ボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナでは第4ステージで2位。この時には、登りスプリントでテイオ・ゲイガンハートに続いてゴールに飛び込んでいる。
この走りで総合6位。そして上記Instagramの写真のように新人賞も獲得している。とにかく登りに強く、良く逃げにも乗るライダーだ。
直前のツール・ド・ロマンディでも最終ステージで逃げに乗っており、総合11位でゴールしている。
だが、ヤン・トラトニクの代役が完璧にこなせるのかはわからない。プリモッシュ・ログリッチにとって、5回ものメンバー交代は精神的に打撃を与えるだろうか。
ベストメンバーでないことは明らかであり、少し懸念材料となりそうだ。
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