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2022 グランプリ・ド・ワロニー 世界選手権前のマチュー・ファンデルプールの走りは?

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Photo credit: kylewagaman on Visualhunt
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グランプリ・ド・ワロニーは、ベルギーのワロンヌ地方で行われるワンデイレース。Grand Prix de Wallonie(1.Pro)

2020年の開催はコロナで中止。昨年1クラスからプロレースに昇格している。世界選手権の足かがリにするライダーも多い。

過去の優勝者は

  • 2022   クリストフ・ラポルト
  • 2019  クリスツ・ニーランズ
  • 2018   ジャスバー・スティーブン
  • 2017 ティム・ウェレンス
  • 2016 トニー・ガロパン
  • 2015 イェンス・デブシェール
  • 2014 グレッグ・ファンアーヴェルマート
  • 2013 ヤン・バークランツ
  • 2012 ジュリアン・シモン
  • 2011 フィリップ・ジルベール
  • 2010 パウル・マルテンス

パンチャーの勝利が多いが、今年は誰が優勝するだろう。

 

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ブレニー~ナミュール城塞 199.7km

コースプロフィール photo trworg

 

スタート地点は昨年から変更されてブレニーに。そのため最初から登りが待っている。

最初の山岳ボイントCôte de Trasensterからも登りが続いており、合わせると6.7kmの登坂となる。ここまでに、最初の逃げが完成するはず。

その後、次の山岳ポイントCôte de Werbomontからは平坦基調となる。決戦はゴール手前20kmから始まる3つの登り。

最終決戦は、当然石畳の登りであるナミュール城塞。ここを一番で駆け上るライダーが勝利を得ることになる。

 

  1. 山岳ポイント Côte de Trasenster  3.8km・4.8%
  2. 山岳ポイント  Côte de Werbomont    4.3km・4.2%
  3. 山岳ポイント  Côte d’Ermeton  1.8km・3.6%
  4. スプリントポイント  Tienne aux Pierres (3.4 km・4.7%
  5. 山岳ポイント ナミュールの城塞  2.2.km・5%

 

注目されるライダーは

  •  Cofidis  ブライアン・コカール
  •  AG2R Citroën Team グレッグ・ファンアーヴェルマート、オリバー・ナーセン
  •  EF Education-EasyPost オウィエン・ドゥール、ベン・ヒーリー
  •  Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux ビニヤム・ギルマイ、タコ・ファンデルホールン
  •  Israel – Premier Tech ヤコブ・フルサン、ディラン・トゥーンス、セップ・ファンマルク
  •  Lotto Soudal ヴィクトール・カンペナールツ、フィリップ・ジルベール
  •  Movistar Team ゴンサロ・セラノ
  •  Team BikeExchange – Jayco
  •  Alpecin-Deceuninck マチュー・ファンデルプール
  •  Team Arkéa Samsic ワレン・バルギル
  •  TotalEnergies ニキ・テルプストラ、エドヴァルド・ボアッソンハーゲン、ドリス・ファンゲステル

 

スタート前

残念ながら雨模様のベルギー。Alpecin-Deceuninckのメンバーは、ジャスパー、フィリップセン、ドリース・デポンド、クサンドロ・ムーリッセなどがマチュー・ファンデルプールをアシストする。

 

Intermarché – Wanty – Gobert Matériauxはタコ・ファンデルホールンが逃げて、ビニヤム・ギルマイがゴールを狙うパターンか。

ビニヤム・ギルマイはカナダで2連戦したあとに、欧州に帰ってきている。9月17日のメモリアル・マルコ・パンターニに出場してからオーストラリアに向かって遠征となる。

 

2014年には優勝しているAG2R Citroën Teamのグレッグ・ファンアーヴェルマート。果たしてゴールに絡めるか。

 

雨の中スタート。

 

逃げは5人

逃げているのは5人。

  1. Johan Meens (Bingoal Pauwels Sauces WB)
  2. マルティン・ウーリエンスタッド Uno-X Pro Cycling Team
  3. Abram Stockman (Go Sport – Roubaix Lille Métropole)
  4. STOCKMAN Abram(Saris Rouvy Sauerland Team)
  5. Gianni Marchand (Tarteletto – Isorex)

 

集団はIntermarché – Wanty – Gobert Matériauxのタコ・ファンデルホールンが引いている。

 

マチュー・ファンデルプールは中断待機だ。

 

残り62.6kmでタイム差は1分42秒。Alpecin-Deceuninckが引いている。

 

ここでAlpecin-Deceuninckのドリース・デポンドがアタック!

 

だが、ドリース・デポンドのアタックをすぐに封じられる。

 

集団からは追走の動きが出来るが集団は許さない。

 

マチュー・ファンデルプールが最後尾にいるぞ。

 

あ~、パンクでバイク交換。それとレインブレーカーも脱いでいる。

 

Lotto Soudalのフィリップ・ジルベールは集団後方にいる。2011年の優勝者だ。

 

先頭とのタイム差は44秒。完全にコントロールされている。

 

残り35.3km。集団は横一線。

 

集団からアタックがかかる。

 

すぐにTeam Arkéa Samsicのコスティウ・イーエンが抜いていく。8月からテスト生として走っており2023年から3年契約の19歳だ。

 

先頭は4人に。

 

集団も活性化。Lotto Soudalのシルヴァン・モニケが先頭。

 

先頭は登りで2人に。

 

さらにTeam Arkéa Samsicのコスティウ・イーエンがアタック!

 

逃げていたメンバーが捕まっていく。

 

残り16.2km。コスティウ・イーエンは、どこまで逃げれるか。

 

Movistar Teamのマックス・カンターが落車。膝が真っ赤。

 

残り10km。コスティウ・イーエンは、14秒差で逃げている。

 

後ろに集団が見えてきた。

 

残り6.4km。後ろが見えなくなった。

 

まだ、10秒ある。

 

残り3.9kmでコスティウ・イーエンは、捕まった。

 

残り3.2km。Intermarché – Wanty – Gobert Matériauxが先頭。

 

山岳ポイント ナミュールの城塞  2.2.km・5%

先頭はIntermarché – Wanty – Gobert Matériauxのタコ・ファンデルホールン。

 

4人で先頭を固めている。

 

石畳の登りとなった。

 

ここでマチュー・ファンデルプールが外側から顔を出す。

 

先頭はユーゴ・パージ。マチュー・ファンデルプールは3番手。ビニヤム・ギルマイは少し後ろだ。

 

あっと、ここでディラン・トゥーンスがアタックだ。

 

後ろにMovistar Teamのゴンサロ・セラノが張り付く。

  1. ディラン・トゥーンス Israel – Premier Tech
  2. ゴンサロ・セラノ Movistar Team

 

二人は猛烈なスピードで後続を引き離す。

 

ディラン・トゥーンスとゴンサロ・セラノは完全に抜け出している。マチュー・ファンデルプールは追いつくのか?

 

最終コーナーを先頭で回ってきたのはディラン・トゥーンス!

 

ゴンザロ・セラノがディラン・トゥーンスを抜いて前に出る。

 

後ろからマチュー・ファンデルプールが来た!

 

ビニヤム・ギルマイもスプリント開始だ!

 

ビニヤム・ギルマイが後ろから抜こうとする。

 

だが、マチュー・ファンデルプールが粘る。

 

最後は、後ろを確認してマチュー・ファンデルプールがゴールを駆け抜けた~!

ディラン・トゥーンスとゴンサロ・セラノが抜け出した時には、追いつかないかと思ったけれど、最後にスプリントを爆発させて勝つところは素晴らしい。

世界選手権に向けて、コンデションは上々と言ったところか。

 

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リザルト

マチュー・ファンデルプールのコメント

本当はジャスパー・フィリップセンのためにスプリントを引きたかったんだけど、彼も100%の状態ではなかったと思う。そして、最後の差を詰め、スプリントを開始した。幸運にもハンドルを握っている人がいなかったのでゴールまでスプリントを続けることができた。

オランダ人としては、1992年にGPドワロニーを制したダニー・ネリッセン以来の勝利です。

オランダ人がここで優勝するのが、こんなに久しぶりだとは思わなかった(笑)

今日はチームがたくさん働いてくれたので、完走できてうれしいよ。でも、本当にタフなレースだった。結局、このような登り坂の後では、レースで最も強い者が勝つことになるのだが、それが僕でよかったと思う。

Rnk Rider Team UCI Time
1
 VAN DER POEL Mathieu
Alpecin-Deceuninck 200 4:55:26
2
 GIRMAY Biniam
Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux 150 ,,
3
 SERRANO Gonzalo
Movistar Team 125 ,,
4
 TEUNS Dylan
Israel – Premier Tech 100 0:01
5
 STRONG Corbin
Israel – Premier Tech 85 ,,
6
 PHILIPSEN Jasper
Alpecin-Deceuninck 70 ,,
7
 VAN DEN BERG Marijn
EF Education-EasyPost 60 ,,
8
 ZINGLE Axel
Cofidis 50 ,,
9
 DE BUYST Jasper
Lotto Soudal 40 ,,
10
 BARGUIL Warren
Team Arkéa Samsic 35 ,,
11
 GILBERT Philippe
Lotto Soudal 30 ,,
12
 COQUARD Bryan
Cofidis 25 0:05
13
 RAFFERTY Darren
Hagens Berman Axeon 20 ,,
14
 CAMPENAERTS Victor
Lotto Soudal 15 ,,
15
 SIMON Julien
TotalEnergies 10 0:08
16
 VLIEGEN Loïc
Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux 5 0:10
17
 OLDANI Stefano
Alpecin-Deceuninck 5 0:12
18
 CAPIOT Amaury
Team Arkéa Samsic 5 ,,
19
 MONIQUET Sylvain
Lotto Soudal 5 ,,
20
 VAN ROOY Kenneth
Sport Vlaanderen – Baloise 5 ,,
21
 VAN AVERMAET Greg
AG2R Citroën Team 5 ,,
22
 PAASSCHENS Mathijs
Bingoal Pauwels Sauces WB 5 ,,
23
 HARDY Romain
Team Arkéa Samsic 5 0:17
24
 SMITH Dion
Team BikeExchange – Jayco 5 ,,
25
 TEUGELS Lennert
Tarteletto – Isorex 5 ,,
26
 HEALY Ben
EF Education-EasyPost 5 ,,
27
 MOZZATO Luca
B&B Hotels – KTM 5 ,,
28
 CHEVALIER Maxime
B&B Hotels – KTM 5 ,,
29
 LAPEIRA Paul
AG2R Citroën Team 5 ,,
30
 BOILEAU Alan
B&B Hotels – KTM 5 0:20

 

 

 

 

 

 

 

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