2022 ツアー・ルクセンブルク第2ステージ　スプリントを制したのは世界選手権ロード代表選手だ!

ルクセンブルク第1ステージは、すんなりとスプリントとはならず最後の小さな1.6kmの登りでヴァランタン・マデュアスが鮮やかに抜け出した。

ヴァランタン・マデュアスは世界選手権フランス代表でもあるので活躍が期待出来そうな感じだ。

 

第1ステージでは、4位以下に18秒差で46人が並んでいるので総合の行方はわからない。

 

第2ステージ    ユングリンシュター～ユングリンシュター　163.4km

 

第2ステージもアップダウンの続くコース。長い登りはないのだけど、平坦もない感じだ。

実は、第2ステージも第1ステージと同じようにゴール手前4kmにPoteau de Kaylの登りが用意されている。登坂距離は1kmだけど、平均勾配は6.6%ある。

最後に足を残しているライダーがゴールを落とせる可能性が高い。ヴァランタン・マデュアスは第1ステージの再現となるか?

 

1. 1級山岳     Côte de Altrier   2km・5.9%
2. スプリントポイント　ユングリンシュター
3. 超級山岳　Côte de Steinsel  1.4km・8.9%
4. スプリントポイント　Maison Nicolas Frantz
5. 超級山岳　Col de l’Europe  　1.5km・7.5%
6. スプリントポイント　Bestgen’s Millen

 

スタート前

ヴァランタン・マデュアスはリーダージャージを守れるか。

 

 

Alpecin-Deceuninckのシェード・バックスはポイント賞ジャージを着用。

 

ルクセンブルは少し曇り空。

 

さあ、オフィシャルスタート。

 

3人の逃げ

当初3人が逃げていた。

1. 二コラウ・ジュエル　Caja Rural – Seguros
2. モルテン・フルゴー　Uno-X Pro Cycling Team
3. FOUCHÉ James(Bolton Equities Black Spoke Pro Cycling)

 

残り124kmで3分のタイム差。

 

後続から5人が合流して8人の逃げに。

1. Bastien Tronchon(AG2R Citroën Team)
2. シリル・バルト　B&B Hotels – KTM
3. トム・ヴィルトゲン　Bingoal Pauwels Sauces WB
4. Asier Etxeberria(Euskaltel – Euskadi)
5. 二コラウ・ジュエル　Caja Rural – Seguros
6. モルテン・フルゴー　Uno-X Pro Cycling Team
7. FOUCHÉ James(Bolton Equities Black Spoke Pro Cycling)
8. WOLF Justin(Leopard Pro Cycling)

 

集団はUAE Team EmiratesもGroupama – FDJが引いている。残り67kmで3分3秒差。

 

残り63mで2分42秒差と少しずつ詰められている。

 

集団はリーダーチームのGroupama – FDJが先頭を固めている。

 

超級山岳　Col de l’Europe  　1.5km・7.5%

先頭が超級山岳に入った。

 

最大勾配は15.5%と厳しい。

 

集団も2分2秒差で登りに。

 

先頭からCaja Rural – Seguros RGAの二コラウ・ジュエルがアタック!

 

 

二コラウ・ジュエルが1位通過。

1. 二コラウ・ジュエル　Caja Rural – Seguros　5ポイント
2. モルテン・フルゴー　Uno-X Pro Cycling Team　3ポイント
3. Asier Etxeberria(Euskaltel – Euskadi)　2ポイント
4. WOLF Justin(Leopard Pro Cycling)　1ポイント

 

集団はAlpecin-Deceuninckが先頭で登りを厳しくする。

 

Alpecin-Deceuninckは攻撃を止めない。

 

ペースが上がっている時に、Team Arkéa Samsicのマキシム・ブエがパンク。

 

先頭は58秒差に。

 

Alpecin-Deceuninckは、まだ先頭を引き続けている。

 

総合2位のシェード・バックスも先頭交代をガンガンにしている。誰のために引いているのか?

 

Alpecin-Deceuninckの引きにより、残り40.2kmで30秒まで縮められた。

 

先頭からUno-X Pro Cycling Teamのモルテン・フルゴーがペースアップ。

 

モルテン・フルゴーは、集団にもっと速く走れと言っている感じ。彼は24歳だが、今シーズンでプロ生活から引退する。

 

集団はまた、Groupama – FDJが先頭を引きだした。

 

残り1周

フニッシュラインを先頭が通過。実際のゴールの時にはカーブではなく真っすぐに入ってくる。

 

モルテン・フルゴー先頭で通過。

 

先頭ではアタックが掛かり始める。

 

Bingoal Pauwels Sauces WBのトム・ヴィルトゲンがアタック!

 

先頭は二人に。

1. トム・ヴィルトゲン　Bingoal Pauwels Sauces WB
2. モルテン・フルゴー　Uno-X Pro Cycling Team

 

残り21.4kmで1分3秒差に。

 

また、後続が追いついた。先頭6人に。

1. シリル・バルト　B&B Hotels – KTM
2. トム・ヴィルトゲン　Bingoal Pauwels Sauces WB
3. 二コラウ・ジュエル　Caja Rural – Seguros
4. モルテン・フルゴー　Uno-X Pro Cycling Team
5. FOUCHÉ James(Bolton Equities Black Spoke Pro Cycling)
6. WOLF Justin(Leopard Pro Cycling)

 

集団はQuick-Step Alpha Vinyl Teamのティム・デクレルが引く展開に。

 

まだ、集団は見えてこない。

 

残り14.3kmで後ろに集団が見えてきた。18秒差。

 

15秒差で逃げ続けている。

 

残り7.5kmで逃げは吸収された。

 

残り6km。先頭はUAE Team Emiratesが引いている。

 

Poteau de Kayl　1km・6.6%

集団から二人が飛び出す。

 

AG2R Citroën Teamのダミアン・ゴドンだ。

 

ダミアン・ゴドンが抜け出したか。

 

登りは越えたが、あまり離れていない。

 

ゴールまで、残り3.4km。

 

あ～、だが、この差は厳しい。

 

残り1.7km。

 

ダミアン・ゴドンは残り1.5kmで捕まった。

 

残り1km。UAE Team Emiratesが先頭を固めて引いている。

 

ゴール手前でUAE Team Emiratesのルイ・オリヴィラがスバート。リードアウトにしては速すぎる。

 

UAE Team Emiratesのルイ・オリヴィラが単独でゴールに。後ろにはフロリアン・セネシャルがついている。

 

マッテオ・トレンティンは左からスプリント。真ん中からフロリアン・セネシャルがスパート!

 

Quick-Step Alpha Vinyl Teamのフロリアン・セネシャルが先頭だ。だが、左からマッテオ・トレンティンが伸びてくる。

 

二人がハンドルを投げる!

 

そのままゴールを駆け抜けた～!

勝ったのはどっちだ?

 

あ～っ、勝ったのは、マッテオ・トレンティンだ～!

マッテオ・トレンティンは今シーズンの2勝目。世界選手権イタリア代表でもあり調子は上がっている。ボーナスタイム10秒を獲得して総合でも3位に躍進だ。

同じくフランス代表のフロリアン・セネシャルは2位となった。

 

リザルト

第2ステージ　リザルト

マッテオ・トレンティンのコメント(公式サイトより)

小さな上り坂と街中を速く走る本当に素晴らしい決勝戦だっ。ラファウ・マイカとはハードだが安定したテンポで登り、ジョエル・ズーター、ルイ・オリヴェイラ、そしてテスト生のアーサー・クルッカーズとのリードアウトに集中する予定だった。

彼らは本当に良いリードアウトを作り、Quick-Step Alpha Vinyl Teamを先に進めたが、最後の数メートルで追いつくことができた。

タイムトライアルが最終的な総合順位を決定する必要があるが、私たちは毎日集中して、明日も良いステージを作ることができる。

総合

ポイント賞

山岳賞

新人賞