Jumbo-Vismaのティシュ・ベノートは、交通事故で頸椎骨折した状況について語っている。
骨折については、頸椎だけでなく肋骨も骨折しているようだ。少しずれていたら下半身不随に命の危険もあっことも語っている。
すでに自分で退院してベルギーに戻っている。
適切なコルセットを装着まで30時間
🤩 Team work makes the dream work 🤩@JumboVismaRoad riders don’t forget their 3 friends who didn’t make it to Paris.
Les coureurs @JumboVismaRoad n’oublient pas leurs 3 équipiers qui n’ont pas rejoint Paris. #TDF2022 pic.twitter.com/lymqEgnHVh
— Tour de France™ (@LeTour) July 24, 2022
ティシュ・ベノートは、先日のトレーニングキャンプで時速67kmで下山中に起きたクラッシュについて、「そばにいられることが幸運だ」と語っている。
下りで、駐車場から車に乗ったドライバーが彼の進路に飛び込んできたと。
車体にへこみ、ウィングミラーを引きちぎり、窓ガラスを割るほどの勢いでぶつかったという。傷口からガラスの破片を取り除かなければならないほどだった。
イタリアのリヴィーニョでトレーニング中だった事故は、首の第2椎骨を骨折させる結果になった。
肋骨も折れたと思われるが、首の負傷が最も深刻で、6週間から12週間の装具の装着が必要だという。
すでに海外サイトsporzaのロングインタビューに答えており、立って歩くことも可能となっている。
ここにきて8年、この優先道路は100回は通過している。
下りで長いストレートを走っていたんだ。そんなに速く走っていたわけでもない。振り返ってみたら、時速67kmくらいまで出ていた。
突然、クルマが駐車場を横切ったんだ。見ていなかったのか、それともすぐに追い越せると思ったのか。わからない。
全開で(車に)乗ったので、ブレーキもほとんどかかっていない。車のドアはへこみ、ミラーは外れ、窓は割れ……。
気絶して、15分くらいは意識がなかったという。ヘリコプターで病院に運ばれ、痛み止めのモルヒネを投与される前に、超音波検査をされ、手足を動かすように言われたと言う。そう言われる場合には深刻な事態を想定してのことだ。彼が気付いた時には、その場にいたそうだ。
かなり怖かった。首が変な感じだったけど、まさか折れてるとは思わなかった。
幸いなことに、その場で手と足を動かすことができた。それは救いだった。数ミリでも違えば、違う話になっていたかもしれない。
私は多かれ少なかれ、それを受け入れている。今でも(この話を)話せるというのは、実はとてもありがたいし、幸せなことだと思う。
また脳震盪と診断され、腰と肘のガラスを取り除き、その傷口を縫うことになった。肋骨も打撲か骨折しているような感じだ。
医師はそのことを教えてくれなかったが、私はそれがどんな感じか知っているし、笑ったり咳をしたりすると痛みがわかるんだ。
首は専用のコルセットができるまで30時間。6~8週間はコルセットをつけて生活。シャワーを浴びるときには、外しても良いそうだ。
9月20日にスキャンが行われ自転車に戻れるか確認される。
イタリアの病院は30度の気温で2人部屋。誰も英語を話せず、医者も来なかったので、本当に信用出来ず自分で退院したと。
診断は結局、ベルギーでされている。イタリアでは、ソンニ・コルブレッリが送ってくれ、アルベルト・ベッティオルや、マイケル・マシューズも通訳や翻訳を手伝ってくれたと感謝している。
ティシュ・ベノートは、
サイクリストや歩行者をただ追い越すよりも、20 秒遅れて通った方がよいかもしれない。また、サイクリストとして、私は自分が見られていないことを常に心に留めている。
と結んでいる。
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