すこし前だと、中華カーボンと言えば安いけど、性能はどうなのかという心配があった。
だけど、YoeleoというブランドはOEMメーカーから脱却して、2011年にブランドを設立。ホイールはUCI公認となっている。
今回は、Yoeleoのホイールの紹介。
Yoeleo
2021年より、カナダのコンチネンタルチームYOELEO TEST TEAMが、
- ロードレース用にR11軽量ディスクブレーキフレームセット、
- R12ディスクブレーキフレームセットとSAT C50|50 DB PRO、
- タイムトライアルレース用にT21とSAT C88+D5 DB PRO
を使用している。
多くの中国のサイクリング製品メーカーは、主にOEMと呼ばれる相手先ブランド供給メーカーだ。このYoeleoは、それらの技術を使って自らのブランドを確立している。
すべてのホイールに搭載されているSATテクノロジーは、タイヤベッドのスポークホールを排除したリムデザインを利用。
これは、リムのカーボン織りが損傷を受けないままであり、ホイール強度が30%増加し、膨張能力が10%増加する一方で、リムテープを使用する必要がなくなるため、ホイールセットあたり15g節約できる。
しかし、デザインは品質管理なしでは意味がない。
ホイールは、以下のテストをクリアーしている。
- 垂直剛性テスト
- ねじりテスト
- スポーク張力テスト
- 高温抵抗ブレーキテスト
- 1000kmの路面状態シミュレーションテスト
- ホイールトゥルーイングの必要性を減らすための二重応力緩和プロセス
- 衝撃テスト
これは、国際サイクリングユニオン、UCIの要件を超えている。要するに、軽くて速いだけでなく、Yoeleoのホイールは信頼できるホイールだと言える。
Yoeleo Road PROシリーズ
チューブラーではSAT T50 |50PROチューブラーを紹介しておくと。
- ホイール: 700Cロードバイク
- デカールカラー:ブラックグロス
- 織り仕上げ: UDマット
- リム素材: 1Kカーボンを使用したカーボンファイバーT800
- リムタイプ:チューブラー
- リムの深さ: 50mm
- リム幅: 25mm
- リム形状: U字型
- ブレーキトラック:高温樹脂と1Kカーボンブレーキトラック
- リム重量: 410g +/- 15g
-
スポーク:ブラックピラーウィング20エアロスポーク
これで重量は1,380gで価格は828ドル(約11万円)となっている。UCI承認で3年間の保証付きだ。
Road PROシリーズのホイールは、リムブレーキオプションであり、38mm(C38モデル)、50mm(C50)、60mm(C60)、および超深部88mm(C88)の4つのリム深さで利用可能。
各バージョンは、Yoeleo独自の220 SPラチェットシステムハブ、またはDT Swiss240EXPハブのいずれかと連携したU字型のT700カーボンファイバーリムを備えている。
PROホイールは、2対のセラミックブレーキパッド、2つのブラックチタンQRスキュワー、2つのバルブエクステンダー、2つの追加スポークを備えた高温樹脂と1Kカーボンブレーキトラックを備えている。
PROシリーズの「C」ホイールはクリンチャーまたはチューブレスタイヤで使用できるが、チューブラータイヤを使用するT50PROモデルもある。
Yoeleo Road DB PROシリーズ
ディスクブレーキのために、DB PROシリーズがある。
PROリムブレーキシリーズと同様に、DB PROの範囲には、38mm(C38モデル)、50mm(C50)、60mm(C60)、88mm(C88)の4つのホイールが準備されている。
それぞれ、価格も800ドル台と安価だ。グラベルモデルも用意されており、安価で保証のあるホイールを買いたい場合には、良い選択となる。
検索してみると日本の.yoeleojapanのサイトがあった。こちらは日本語対応なのでわかりやすい。中国からわざわざ買わなくていいですね。
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