Feltは、Integrated Aero triathlon bikeのデザインを一新。
カーボンフレーム内にエアロダイナミクスとストレージを新たに内蔵した、カーブカーボンハンプバック仕様のIA 2.0トライバイクデザインを開発した。
この新しいエアロダイナミック・トライアスロンバイクは、前モデルと同様、ハイドレーション、栄養補給、スペアのためのストレージを備えている。
今回はそのすべてが曲線のカーボンフレーム内に組み込まれている。さらにポジション調整の幅を広げ、Feltは「史上最速のトライアスロンバイク」であると主張している。
Felt IA 2.0 Integrated Aero triathlon bike
Feltは、1991年の創業以来、4人の異なるライダーによるコナアイアンマン世界選手権での数々の優勝を飾っている。
IA2.oにその名前を与えるAeroIntegrationの大部分は、組み込みのストレージにある。
ヘッドチューブの後方にあるトップチューブマウントには、0.2リットルのストレージを内蔵。エネルギージェル、栄養バー、その他の小物を入れることが出来る。
このバイクは28mmタイヤを中心に最適化されており、Feltはその方がトータルシステムとして速くなると考えているようだ。
ほとんどのトライバイクは、25mm以上のタイヤには最適化されていないことを考えると先進的だ。
IA2.0は、チューブ形状に加え、フロントディレイラー用の取り外し可能なフェイスプレートを装備し、フラットなコースでは空気力学的に最適な1xセットアップを可能にしている。
コックピットも再設計され、さまざまな体型やポジションに対応できるよう、調整幅が大きくなっている。
最も注目すべきは、エクステンションの角度が変更され、多くのトップライダーが採用している、ハイハンド、プレイングマキリ(カマキリ)ポジションが可能になったことだ。
ヨー角が-12.5度から+12.5度の間で、前モデルに比べ4%速くなっている。
このヨー角は、トライアスリートが90%の確率で経験するヨー角であり、それ以上のヨー角では1.9%速くなるという結果が出ている。
シートチューブには、ITSpac(In The Seatpost)内部ストレージがあり、ミニツール、スペアチューブ、レバー、CO2カートリッジなど、レース用の修理キットを収納することができる。
付属のSilcaジッパー付きネオプレーンパックに入れれば、ガタつきもなく、保護された状態ですべてを収納できる。
これらの収納スペースには、1/4回転式のロック機構があり、レース中に素早く出し入れすることの可能だ。
Integrated Aero triathlon bikeは正式には2023年モデルで、利用可能となるのは2022年後半となる。
価格は
- IA FRD 2.0 Red E-Tap AXS $ 17,049 USD(約220万円)
- IA FRD 2.0 Dura-Ace Di2 $ 14,049 USD(約180万円)
- IA FRD 2.0 Ultegra Di2 $ 10,049 USD(約130万円)
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