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Zippから404 Firecrestは安価に 454NSWは高速に、858NSWと合わせて登場

機材情報
photo Zipp
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Zippは、3つの新しいホイールセットを登場させた。

404 Firecrestは、新製品の中で最も手頃な価格となっている。全世代と比べて大幅に価格を抑えているのが特徴の一つだ。

454 NSWは、Zippの最先端技術を備えており、のこぎり形の起伏のあるリム形状が特徴となっており、404シリーズの中で最も空力的で安定したホイール。

858NSWは、トライアスリートやタイムトライヤルスペシャリスト向けで起伏のあるリムハイトは77mm~82mmとなっている。

 

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Zipp 404 Firecrest

photo Zipp

 

リムハイト58mmで、空気力学に合わせて高度に最適化されている。23mmのリム内部幅は、25mmのタイヤと完全にペアリングし、最速の組み合わせとなる。

Zippの屋外テストでは、85kgのライダーが25mmタイヤとペアになったこれらのホイールで40km/hのスピードを維持するために286wの出力を必要とすることがわかった。

これは、以前の404 Firecrestホイールよりも4ワット節約できる。

おそらくもっと重要なことは、以前のトップエンド454NSWホイールよりも2ワット節約できていること。

それらのホイールとこのホイールの価格差を考えると、それはかなりのメリットとなる。

 

photo Zipp

 

ホイール表面には微妙なディンプル加工が施されている。これは、ABLC™Sawtooth™テクノロジーと呼ばれ、エアロ効率を向上させる。

ハブは、ドイツで設計された、ZR1 DBハブセットを使用。同社によれば、全天候型の耐久性を向上させるために更新されたシール設計と、66ポイントの係合により耐久性が向上していると言う。

 

Zipp 404 Firecrest Spec

  • 23mmのリム内部幅、25mmのタイヤ用に最適化
  • リムハイト58mm
  • 12mmスルーアクスルエンドキャップ標準
  • センターロックローターマウント
  • ZR1 DBハブ
  • 1450g(テープまたはバルブステムなし、XDRボディ–フロント660g、リア790g)
  • ABLC鋸歯状のディンプルパターン
  • ブレーキの互換性  ディスクのみ
  • タイヤの互換性  チューブレスタイヤのみ
  • 価格 $ 1,900(約21万円)

 

Zipp 454 NSW

PHOTOGRAPHY BY JAMES HUANG

 

新しい454NSWは、以前の454NSWよりもはるかに軽量となっている。実に、1815gから1358gと457gの大幅な軽量化を果たした。

 

photo Zipp

 

グラフは、40km/hで走行するのに必要なワット数を示している。Zippは、新しいホイールの回転がはるかに速く、約10W節約出来ると述べている。

あくまで、風洞実験での話だが、目で見て理解出来ることは重要だろう。言葉だけで速くなったと言われても理解できないが、数値化して自社のホイールと比較してくれたデータがあると信頼性は上がる。

 

photo Zipp

 

鋸歯状のプロファイルは53mmから58mmの深さで波打っている。これは、横風のパフォーマンスを向上させるとZippは言う。

それ以外に、これらと404の主な違いは、アップグレードされたCognition Hubと、空気力学をさらに最適化するための異なるディンプルパターン。

これは、振動を減らし、乗り心地をスムーズにする。ハブとすべてのロゴの直接印刷のおかげで、404Firecrestホイールよりも軽量になっている。

 

Zipp454 NSW Spec

  • 23mmのリム内部幅、25mmのタイヤ用に最適化
  • 53mm / 58mmのリムハイト
  • 12mmスルーアクスルエンドキャップ標準
  • センターロックローターマウント
  • アキシャルクラッチV2エンゲージメントシステムを備えたCognitionV2ハブ
  • 1358g(テープまたはバルブステムなし、XDRボディ–フロント631g、リア727g)
  • ハイパーフォイルノードとHexFinABLCディンプルパターンを備えた鋸歯リム
  • ブレーキの互換性  ディスクのみ
  • タイヤの互換性  チューブレスタイヤのみ
  • 価格 $ 4,000(約44万円)

 

Zipp 858 NSW

photo Zipp

 

より深いZipp858 NSWホイールは、以前と同じ18mmのリム内部幅、チューブレス対応のリムで引き継がれる。ハブは、新しいCognition DBV2ハブ対応となっている。

トライアスリートやタイムトライヤルスペシャリストを対象としているが、ロードでも使用できないことはない。

起伏のあるリム形状は、77~82mmの間で変化し、空力効率だけでなく横風の安定性も改善する。

ホイールセットの重量は1,773gで、センターロックと互換性があり、XDRまたはSRAM/Shimanoフリーハブボディで利用可能。

価格は、フリーハブに関係なく前輪が$ 2,000(約22万円)、後輪が$ 2,400(約26万5千円)。

これらの新しいホイールは生涯保証付きとなっている。

 

コメント

  1. zippユーザー より:

    いつも楽しく拝見しております。
    454NSW、いったい何が起こったのか不思議になるほどのダイエットですね。
    ともあれ、高すぎて買えないのですが。

    • ちゃん より:

      zippユーザーさん、コメントありがとうございます!
      リム形状が変わっていて、フレックスリムになってます。規格が統一されていないので、まだ何とも言えないけど。
      これもリム重量の低減に一役買っているようですね。確かに454NSWは高すぎますね。

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