2025 ベルギー選手権個人タイムトライヤル ベルギー最速の新王者は誰だ?

ツール・ド・フランスまでの期間中、各国で選手権が開催されている。自転車王国ベルギー選手権TTも開催された。National Championships Belgium – ITT(NC)

これまでの主な結果は

• オランダ選手権TT  ダン・フール　Lidl – Trek
• 英国選手権TT  ジョシュア・ターリング　Soudal – Quick Step
• イタリア選手権TT  フィリッポ・ガンナ　 INEOS Grenadiers
• ノルウェー選手権TT  トビアス・フォス　 INEOS Grenadiers
• フランス選手権TT ブルーノ・アルミライル　Decathlon AG2R La Mondiale Team
• スイス選手権TT 　マウロ・シュミット　Team Jayco AlUla
• チェコ選手権TT  マティアス・ヴァチェク　Lidl – Trek
• ルクセンブルク選手権TT  ボブ・ユンゲルス　 INEOS Grenadiers

 

ベルギー選手権の過去優勝者

• 2024    ティム・ウェレンス
• 2023    ワウト・ファンアールト
  
• 2022　レムコ・エヴェネプール
• 2021　イヴ・ランパールト
• 2020　ワウト・ファンアールト
• 2019　ワウト・ファンアールト
• 2018　ヴィクトール・カンペナールツ
• 2017　イヴ・ランパールト
• 2016　ヴィクトール・カンペナールツ
• 2015 　ユルヘン・ファンデンブルック

 

ブラッススガート～ブラッススガート　40.2km

 

女子は1周20.1km。男子エリートは2周の40.2km。スタートとゴールはブラッススガート城となっている。

 

女子エリート

女子エリートはロッテ・コペッキーが7連覇。

 

ロッテ・コペッキーのコメント

とても厳しいトレーニング期間だったので、そこからどう抜け出すか様子を見るだけだったけど、自分の感覚と自分が発揮できたパワーに満足している。

これは良いスタートであり、自信を与えてくれるが、次に来るものは今日とは違うものだ。スタートからずっとマルテ・グーセンスに近づいていた。彼女は最後まで力強く走っていたけれど。追い抜くのは難しかった。

日曜日のロードレースで優勝候補筆頭ですね。

隠せないって？そんなことは予想していなかったし、隠す必要もない。いずれにせよ難しいレースになるだろうし、レースをコントロールすることはできない。まずは日曜日に脚の状態を確認したい。来週はジロに向けて、主に体調を整えたい。

 

男子エリート

フロリアン・フェルメルシュ　UAE Team Emirates – XRG

UAE Team Emirates – XRGのフロリアン・フェルメルシュがスタート。

 

22分55秒で第2計測で暫定トップに。

 

なんとフロリアン・フェルメルシュはカーブで落車。

 

幸いすぐに立ち上がったけれど、これはタイムロスだ。

 

フロリアン・フェルメルシュは、AV52.54kmの45分54秒で暫定トップに。

 

ステフ・クラス　TotalEnergies

TotalEnergiesのステフ・クラスがスタート。

 

ステフ・クラスは、47分12秒。

 

ジミー・ヤンセンス　Alpecin-Deceuninck

Alpecin-Deceuninckのジミー・ヤンセンスがスタート。

 

ジミー・ヤンセンスは48分51秒。

 

サンデル・デペステル　Decathlon AG2R La Mondiale Team

サンデル・デペステルがスタート。

 

サンデル・デペステルはジミー・ヤンセンスを抜いていく。

 

46分35秒でゴール。

 

アレック・セガート　Lotto

2年連続2位のアレック・セガートがスタート。

 

第1計測でフロリアン・フェルメルシュを6秒抜いた。

 

アレック・セガートはレムコに抜かれてゴール。

 

レムコ・エヴェネプール　Soudal – Quick Step

ワウト・ファンアールト、ティム・ウェレンス、イヴ・ランパールト、ルーン・ヘレゴッツもいない。

 

レムコはゴールするだけでよさそう。

 

マシンも完璧だ。

 

スタート台に。このバイザーは市販されている。これだとより深くまで前傾姿勢が取れるので更に空気抵抗が抑えられる。

 

さあ、スタートだ。

 

腕の中に顔が入るほど低い。世界一のポジションだ。

 

レムコは第1計測で、アレック・セガートを26秒も上回る。

 

第1計測の結果。

 

第2計測を22分15秒でフロリアン・フェルメルシュを40秒も上回る。

 

これにはフロリアン・フェルメルシュも笑うしかない。

 

レムコと同じスピードで走っている。

 

なんと前走者のアレック・セガートが見えてきた。

 

あ～、アレック・セガートが抜かれた～。

 

レムコは44分43秒でフロリアン・フェルメルシュの記録を1分11秒も短縮。堂々のベルギー王者だ。

 

レムコは2度目のベルギー王者に。ツール・ド・フランスに向けてコンデションは上々のようだ。

 

ローラーもゴールド仕様だ。

 

リザルト

優勝したSoudal – Quick Stepのレムコ・エヴェネプール(チーム公式サイトより)

この勝利は、高地トレーニングキャンプを終えてから初めてのもので、特にテクニカルなセクターで少しリカバリーができただけで、本当にハードなコースでの勝利だったので、満足している。

安定したペースをキープすることを心がけ、最初からフィーリングが良かったのでベストを尽くした。 ツール・ド・フランス前の最後のITTテストに勝つことができたし、ジャージを再び手に入れることができた。

日曜日に向けて、さらに自信を深めることができた。 スタート地点には強い選手がたくさんいて、いつもとは違うコースになるだろうけど、ロードレースにはしっかりとしたチームで臨む。