2024 ツアー・ルクセンブルク第5ステージ　最終ステージで3秒差をマチュー・ファンデルプールは死守か?

第4ステージの個人タイムトライヤルでは、今シーズン不運だったフアン・アユソーがトップタイムを出して総合2位に躍進。

総合トップはステージ5位だったマチュー・ファンデルプールが3秒差でリーダージャージ返り咲きとなった。

ただ、最終ステージでマチューのアシストはシルヴァン・ディリエと開発チームのジェンテ・ミケルスのみ。集団のコントロールは難しい。

 

第5ステージ メルシュ～ルクセンブルク  176.9km

 

最終ステージも、獲得標高3,116m。決戦はルクセンブルクサーキット。ゴールの直前には長さ800m、9%の登りがある。

アタックして抜け出すのか誰か?

 

1. 1級山岳　ノメルン峠 (2.7 km・5.6%)
2. 1級山岳　グラリンゲン山 (2 km・6.8%)
3. 超級山岳　カウテンバッハ峠 (4.2 km・4.7%)
4. 1級山岳　ミザーシャフ峠 (2.2 km・5.9%)
5. 残り2周
6. 残り1周

 

19人の逃げ

残り120kmでマチュー・ファンデルプール、マルク・ヒルシを含む19人が逃げている。

 

3人の逃げ

さらに先頭から3人が抜けだしている。

1. アーチー・ライアン　EF Education-EasyPost
2. ロレンゾ・ミレジ　Movistar Team
3. ヨハネス・シュトーネ＝ミテット　Team Visma | Lease a Bike

 

残り68.1kmで2分41秒差。Lidl – Trek、Soudal – Quick Stepが引いている。

 

残り55.3kmで1分52秒差に。先頭はLidl – Trekのアマヌエル・ゲブレイグザブハイアー。

 

若い3人のトリオは残り41.5kmで1分20秒のリード。

 

残り31.5km。タイム差は1分8秒に。

 

先頭からロレンゾ・ミレジが遅れた。

 

集団はUAE Team Emiratesがけん引。

 

残り2周

先頭の二人が通過。

 

ロレンゾ・ミレジが遅れて通過する。

1.  ヨハネス・シュトーネ＝ミテット　Team Visma | Lease a Bike　5ポイント
2. アーチーライアン　EF Education-EasyPost　3ポイント
3. ロレンゾ・ミレジ　Movistar Team　2ポイント
4. イダー・アンデルセン　Uno-X Mobility　1ポイント

 

2人は15秒差。

 

集団からTeam Visma | Lease a Bikeのウイルコ・ケルデルマンが抜け出した。

 

追走グループが出来る。

 

すぐに集団がきた。

 

残り15.5km。タイム差は20秒。

 

マチュー・ファンデルプールが登りで先頭に。

 

残り1周

マチュー・ファンデルプールが3位通過でボーナスタイム1秒を追加。

1. ウイルコ・ケルデルマン　Team Visma | Lease a Bike　3秒
2. マウリ・ファンセヴェナント　Soudal – Quick Step　2秒
3. マチュー・ファンデルプール　Alpecin-Deceuninck　1秒

 

ここからアタックがあるか。

 

Bahrain Victoriousのアントニオ・ティベッリが抜け出そうとしている。

 

Groupama – FDJのダヴィ・ゴデュ、Team Visma | Lease a Bikeのウイルコ・ケルデルマンも加わる。

 

アントニオ・ティベッリは総合逆転を狙っている。

 

残り7.1km。また、アントニオ・ティベッリがアタック。

 

集団は結構離れている。

 

集団まで20秒つけた。

1. アントニオ・ティベッリ　Bahrain Victorious
2. クイン・シモンズ　Lidl – Trek
3. ダヴィ・ゴデュ　Groupama – FDJ
4. アレクシー・ヴィエルモ　TotalEnergies

 

アントニオ・ティベッリは総合で10秒しか離れていないので、バーチャルリーダーだ。

 

残り3.2kmで19秒差。これは逃げ切ったか。

 

残り2.4kmで25秒まで開く。

 

アントニオ・ティベッリ固定で40秒まで開いた。

 

マチュー・ファンデルプールは集団の中。

 

マチュー・ファンデルプールがスパート。

 

ダヴィ・ゴデュがアタック。

 

ダヴィ・ゴデュが単独で登りを越える。

 

マチュー・ファンデルプールが集団から完全に抜け出した。

 

ダヴィ・ゴデュは単独でゴールエリアに。

 

完全に抜け出している。まあ、あれだけアントニオ・ティベッリが前を引いてくれたので当然か。

 

ダヴィ・ゴデュは勝利を確信。

 

後ろを確認する。

 

ダヴィ・ゴデュは、ツール・ド・ジュラ サイクリングに続いて、今シーズンの2勝目。

 

Groupama – FDJは今シーズンの14勝目。

 

実に嬉しそう。

 

ダヴィ・ゴデュは総合でも3位に入った。

 

マチュー・ファンデルプールは、最後はマッズ・ピーダスンとのスプリントで僅差で負けけてしまった。

マチュー・ファンデルプールは、15秒差の総合2位となった。アルカンシェルを着用しての最後の勝利とはならなかった。流石にアシスト2人では厳しい。

 

リザルト

ステージ優勝したGroupama – FDJのダヴィ・ゴデュ

総合順位で30秒以上遅れていたので、最後の上りの前にスタートを切りたかったんだ。今日はとても調子が良かったし、ティベリと一緒にいることができた。

彼が総合順位で僕より上だったことを利用して、ダウンヒルと起伏のあるセクションで自分を少しセーブしたんだ。

スプリントでは、もうダメだと思ったから、最後の登りで自分にこう言ったんだ。最後の300mにすべてをかけて、頂上まで一気に駆け上がるんだ。その通りになったよ。

クイン・シモンズはまだ走っていなかったから、ちょっと怖かったけど。

ここしばらく調子が良かったんだけど、金曜日は思ったようにいかなかった。今日は最高の気分だよ。ライダーにとって、最初にフィニッシュラインを通過することは世界で最も美しいことだと思う。なによりも、それに値するものだ。

 

第5ステージ　リザルト

総合

総合優勝したBahrain Victoriousのアントニオ・ティベッリ

最終サーキットでは、脚のフィーリングがさらに良くなり、多くのアタックが予想された。フィニッシュまでの長い上りでは、限界までプッシュすることにした。

他の3人の選手と一緒だったので、私の目標は総合優勝を狙ってできるだけ多くの秒を稼ぐことだった。

ゴールで “やったよ “って言われたときは、本当にうれしかった！

ステージレース初勝利だし、イエロージャージを着るのも初めて。本当に嬉しい。この1週間は、素晴らしい結果を残すことができた。チーム全員が良い走りを見せてくれた。

ルクセンブルクは美しい場所で、この1週間を心から楽しんだ。この勝利は、これからのレース、特に世界選手権とロンバルディアへの士気を高めてくれる。

 

ポイント賞

山岳賞

新人賞

チーム賞