Cannondaleを代表するオールラウンド・レーシングバイクSuperSix EVOに、待望の第5世代(Gen 5)となる2026年モデルが登場した。
昨年すでにリーク情報が出ていたけれど、やはりシルエット的には前世代(Gen 4)を踏襲しているように見える。
だが、開発者によると、その中身は実戦で勝つための微細かつ確実なアップデートが施されていると力説している。
CFD解析と風洞実験によるさらなる空力抵抗の低減、システム全体での徹底した軽量化、そしてプロライダーのフィードバックを反映したアグレッシブな新ジオメトリーの採用など、あらゆる面で隙のないブラッシュアップが図られている。
Cannondale SuperSix EVO
まず軽量化について。ディスクブレーキ版EVO史上最軽量となっており、完成車は6.4kgと超軽量。
フレーム、フォーク、コックピットなどのシステム全体で最大148gの軽量化を達成。最上位グレードLAB71(Series 0)のフレーム重量は728gに抑えられている。
SuperSix EVO(第4世代 vs 第5世代)重量比較表
| パーツ / グレード | 第4世代重量 | 第5世代重量 | 差分 | 備考・詳細 |
| フレーム:LAB71 (Series 0) | 約800g | 728g | – 約72g | サイズ56cm、ペイント済み重量 |
| フレーム:Hi-MOD | 約818g | 781g | – 約37g | サイズ56cm、ペイント済み重量 |
| フレーム:スタンダード | 約945g | 910g | – 約35g | サイズ56cm、ペイント済み重量 |
| フロントフォーク | — | 392g | — | LAB71用。クラウン部をスリム化し空気抵抗も削減 |
| 一体型ハンドル(超軽量) | 約430g ※ | 265g | – 約165g | 新型「SystemBar Road SL」軽さ特化型 |
| 一体型ハンドル(エアロ) | 約430g ※ | 375g | – 約55g | 新型「SystemBar Road」標準装備の空力特化型 |
よりアグレッシブなレースジオメトリー
第5世代(Gen 5)のSuperSix EVOにおける最も重要なアップデートの一つが、プロチームからの実戦データとフィードバックに基づいたジオメトリー(フレームの骨格)の変更だ。
前作までのオールラウンドな扱いやすさは残しつつも、より「速さ」に直結するアグレッシブなポジションが取れるよう設計が見直されている。
【比較表】SuperSix EVO 第5世代 ジオメトリーの主な変更点
| 項目 | 第4世代からの変更点 | ライダーへのメリット・効果 |
| スタック(ハンドル高) | 約10mmダウン(低く) | より深く前傾した「低いエアロポジション」を容易に作れる |
| リーチ(ハンドルまでの距離) | 約4mmプラス(遠く) | 上半身を伸ばした「攻撃的で空気抵抗の少ないフォーム」を維持しやすい |
| 重心バランス・ハンドリング | ポジション変化に伴う重心の低下 | 高速巡航・ダウンヒルでの安定感向上、鋭い加速とキレのあるコーナリング |
新しい一体型ハンドルSystemBar Road
第4世代のMomo Designとのコラボレーションから一新し、Cannondale独自の新型コックピット「SystemBar Road」が採用された。
バイクのシステム全体で最高のパフォーマンスを発揮するよう、専用設計で再構築されている。
驚異的な軽量化の達成 空気抵抗を意識した標準の「SystemBar Road」でも375gと十分に軽量だが、限界まで軽さを追求した丸型形状の「SystemBar Road SL」はわずか 265g。
前作のMomoコックピット約430gから、実に最大165gもの大幅なダイエットに成功し、フロント周りの振りの軽さに直結している。
現代のレース環境に合わせたエアロ・エルゴノミクス 上面(トップス)は空気抵抗を極限まで減らすために薄く細く設計され、手首が当たる下ハン(ドロップ)部分は外側に広がるフレア形状を採用。
空力性能を高めつつ、スプリントやダウンヒル時の手首のクリアランス確保とコントロール性を両立させている。
SuperSix EVO LAB71 SL Spec
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ここでは最上位モデルのSuperSix EVO LAB71 SLを掲載。徹底した軽量化が施され、完成車重量で約6.35kg〜6.40kgを叩き出すクライミング・オールラウンダー仕様
- フレーム: LAB71 SuperSix EVO, Gen 5, Ultralight Series 0 Carbon (JIS規格/BSA 68mm BB, UDH対応)
- フォーク: LAB71 SuperSix EVO, Gen 5, Ultralight Series 0 Carbon (Deltaステアラー)
- ハンドル&ステム: Cannondale SystemBar Road SL (超軽量フルカーボン一体型バー / 実測約265g)
- コンポーネント: SRAM RED AXS (2×12速, SRAM RED AXSパワーメーター内蔵クランク 48/35T)
- ボトムブラケット (BB): CeramicSpeed BSA DUB, Coated Version
- ホイール: DT Swiss ARC 1100 DICUT DB 38 (リムハイト38mm, DT 180ハブ・SINCセラミックベアリング, カーボンスポーク仕様)
- タイヤ: Vittoria Corsa Pro, 700x28c (TPUインナーチューブ最適化仕様)
- サドル: Fizik Vento Antares 00 (カーボンシェル&レール)
- シートポスト: Cannondale C1 Aero 40 Carbon V2 (チタンハードウェア採用)
- 価格 : 220万円
フレームセットは89万円。その他のモデルについては公式サイトを参考までに



コメント
昨年秋にスーパーシックスLAB71を購入候補にいれていましたが、新型の噂を耳にして辞めました。
素晴らしいマシンなのは知っていますが、買って直ぐに型落ちになるのは…タイミングが悪かった。
買われたらぜひ感想が聞きたいものです。現在の最高峰のバイクの乗り心地が気になります。いいんだろうなあ~。