SRAMは、2倍速ドライブトレイン用のワイヤレス チェーンリング統合フロント シフト メカニズムの特許を申請していたが認められている。
特許では、フロントディレーラーの機能がチェーンリングの中に搭載されている。これにより、従来のフロントディレーラーは不要となるシステムだ。
チェーンリング一体型 AXS フロントディレイラー
SRAM has bee granted a patent on a new front derailleur design that integrates the shift mechanism into the chainset, eliminating need for a front derailleur mount and brining potential for improved aerodynamicshttps://t.co/kBQfYLQezv
— Velo (@velovelovelo__) January 28, 2025
SRAMのチェーンリング結合型フロントディレイラーのコンセプトは、チェーンを大きなチェーンリングから小さなチェーンリングへ、またその逆に大きなチェーンリング自体へ導くために必要なすべての装置を詰め込んでいること。
これらは全てワイヤレスで、バーに取り付けられたリモコンから Bluetooth などを介して、エアロ カバーの下に収納された受信ユニットに送信される。
受信機には、取り外し可能で充電可能なバッテリー、コントロール ユニット、および PCB が付属している。
上の図は、小さなチェーンリングから大きなチェーンリングに移行する際の動作をあらわしている。クランクが1回転する間にチェーンはシフトされる。
フロントディレーラーがいらないことのメリットは
- フレームにフロントディレーラーを取り付ける加工が不要
- チューブの形状を自由にすることが可能
- 空力の向上
しかし、例によって実現するのかは不明。フロントディレーラーに変わる装置が完全に密閉されれば良いけれど、雨とか泥とかがあると壊れるようでは使い物にはならない。
実現には課題克服も必要となる。
現在フロントディレーラーがいらないものには、Classified Powershift HubがあるがSRAMも参入するかもしれない。
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