2022ツール・ド・ラ・プロヴァンス第2ステージまで総合トップだったフィリッポ・ガンナ。
チームはリチャル・カラパスがコロナでリタイヤしており、ガンナの総合を守るために全力を挙げた。
そのためレース序盤からルーク・ロウを逃げに送り込む。最終的にはガンナは遅れたけれどステージ12位でかなり頑張っている。
総合は、1位から7位となったけれど。
失格の理由
失格の場面を振り返ってみると。集団の先頭近くにいたガンナは前にいるチームスタッフに顔を上げて合図する。
その後、足を外して画面からフェードアウト。
画面では、スタッフから、バイクを受け取っている。ディスクブレーキから、リムブレーキのバイクに交換。
最後の山岳で、より軽いバイクで有利に走るためだ。だが、これがいけなかったようだ。
UCIの規則では、
コースの固定位置での機械的支援は、許可されたゾーンで自転車が交換できるサーキットでのレースを除いて、ホイールの交換のみに制限されている。
タイムトライヤルなどで、登りの前にバイク交換をすることがあるけど、これは決められた位置で行っている。
今回のガンナの場合、バイク交換するならば、集団後ろのサポートカーから受け取る必要があった。コース上でスタッフが待っていてバイク交換するのは間違っている。
初歩的なことなんだけど、チームは何も考えてなかったのだろうか?
これにより、ガンナの総合7位は取り消し。まだ、チームからの声明はないが、本人もちょっとガックリだろう。
だが、今回でガンナが山岳でもかなり良い位置でゴール出来ることが証明されたと言っても良い。失格は残念だが、また次を目指して奮起して貰いたい。
【追記】
ツイッターで動画がでてきた
Filippo Ganna DSQ bike change incident at #TDLP2022 pic.twitter.com/twggYUS7YP
— S T I C K Y B O T T L E . C O M 💚 🚲 (@sticky_bottle) February 13, 2022
イネオスはリチャル・カラパスをコロナで失い、ガンナも失格とはついてない。
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