チェコ最大の自転車メーカーであるBikeFun Internationalは、衝撃的な強盗にあってしまった。
1月21日に、トラック運転者がドイツの高速道路の休憩所にいたところ、ギャングが運転室に催涙ガスを放出。
そのすきに、シマノのコンポーネント10,000万台分が盗まれたという。
ただでさえ、供給不足で困っている時に、これだけの盗難がでてしまったら、自転車の販売に影響が出るのは間違いない。
シマノコンポーネント10,000セットの強盗
BikeFun Internationalは、チェコ共和国最大の自転車メーカー。
Superior、Rock Machine 、 Frappe Cyclesなどのブランドに加えて、他のいくつかのヨーロッパブランドの契約生産も行っている。
毎年合計15万台以上の自転車と電動自転車を製造。しかし現在、10,000台の自転車の製造を完了するために必要なShimanoコンポーネントを失い、生産の大幅な後退に苦しんでいる。
また、業界全体の供給不足により、盗難部品の保険に加入していても、交換品は入手できない。
ギャングは、トラックを追跡して休憩している時に狙っている。
ガスでドライバーが意識を失っている時に、トレーラー全体を下ろし、ローエンドコンポーネントを9箱残しただけで、最後には消火器の粉末で覆って証拠隠滅している。
これが小さな製造業者だったら、会社は清算されてしまう規模の盗難だ。シマノもこのような大規模は盗難は聞いたことがないと言う。
同社は、今後このようなことが起きないように、犯罪を公開し注意を呼び掛けている。
ただ、犯罪は計画的に行われており、催涙ガスまで使われたのでは防ぐのも難しいかもしれない。映画の話のようにもみえるけど、現実に起きるのだから困ったものだ。
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