UAE-Team Emiratesは、3つの主要なラウンドのリーダーを発表。
チームの公式サイトの情報によると昨年のツール・ド・フランス覇者タデイ・ポガチャルはダブルツールを目指すことになっている。
それぞれのリーダーを見てみよう。
ジロ・デ・イタリア
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ジロ・デ・イタリアのリーダーはダヴィデ・フォルモロ。2020年にBORAから移籍してきてツールではダディ・ポガチャルの山岳アシストとして活躍していたが、第10ステージで落車。
鎖骨骨折してツールを去ってしまう。UAEは次々と山岳アシストを失うが、それでもタデイ・ポガチャルが総合優勝してしまうのだから凄い。
つづく、ブエルタではダビ・デラクルスの総合7位をしっかりとアシスト。素晴らしい働きを見せてくれた。
今回は2017年、2018年に総合10位になったジロでエースとして走れるだろう。イタリアのライダーとしてジロでエースを走れるというのは嬉しいはずだ。
ただ、もう一人の走りによるけど。
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2020年アメリカのRally UHC Cyclingから移籍してきた22歳のブランドン・マクナルティ。その実力は噂以上で、ワールドチームに来ても走りは変わらず素晴らしい。
ブエルタ・ア・エスパーニャではエースのダビ・デラクルスをアシストしながらも総合15位と凄すぎる。
走りによっては、ジロではエースとして走るようになるかもしれない。強みは個人タイムトライヤルにも強いこと。ダヴィデ・フォルモロが絶対エースとはならないはずだ。
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2020年シーズンには5勝を上げたが、ジロではアルノー・デマールにかなわず。しかも、2度目のコロナウイルス陽性反応を示してしまう。
まあ、ジロではホテルの食堂では一般客も一緒に食べている状態だったので、誰から貰ったのかもわからない。たしかUAEは違うホテルだったはずだけど。
今年は、すでにUAEチームは1月7日に、コロナのワクチンも接種しているので大丈夫でしょう。ガビリアがジロを走るならば、相棒のマキシミリアーノ・リケーゼも一緒に出場でしょうね。
まず、ジロの総合はダヴィデ・フォルモロとブランドン・マクナルティが狙い、スプリントはフェルナンド・ガビリアがエースとなる。
ツール・ド・フランス
ツール連覇を目指すタデイ・ポガチャル。多分、山岳アシストには新たにBORAから移籍してくるラファウ・マイカが務めるのでは。
TTも強くなっており、山岳はピカイチ。今年のツールは山岳が厳しくないが優位なのは間違いないだろう。
またも、プリモシュ・ログリッチとの戦いとなるか?
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Team DSMから電撃移籍を果たしたマルク・ヒルシ。高騰する年俸と、チームの厳格なルールにもあわなかったからとも言われている。
アルデンヌクラシックを目標として走り、ツールではポガチャルのイエローの為に走ると言っている。これも学習だと。
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アレクサンダー・クリストフが2020年に優勝したのはツール・ド・フランス第1ステージだけ。さすがに33歳ともなると、衰えてきたか。
2015年には20勝もあげていたのに。今年のツールはスプリンターステージが多いので勝利のチャンスもめぐってくるはずだ。
ブエルタ・ア・エスパーニャ
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ダビ・デラクルスはイネオスから移籍して正解のシーズンとなった。元々強かった山岳での強みをいかし、ツールではタデイ・ポガチャルを一人になりながらも献身的にアシスト。
そして、ついに掴んだエースの座でブエルタを総合7位で終える。2年連続でブエルタ出場となるが、2021ブエルタではエースとなるかはわからない。
何故ならば、ダブルツールを目指すタデイ・ポガチャルが出場してくるからだ。ポガチャルが完全に総合を狙うならば、デラクルスはアシストとなる。
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CCC Teamから移籍してきたマッテオ・トレンティンがブエルタに出場。2017年にQuick-Step Floorsで走っていた時には、ブエルタで4勝をあげるスーパーな走りを見せる。
すべてのグランドツアーで優勝しており、新しいチームでの走りも注目される。だが、タデイ・ポガチャルが総合を狙うならば、アシストとして走らなければならないだろう。
まあ、注目はポガチャルのダブルツール出場ですね。もし、二つとも総合優勝したら凄いけど。超人離れした回復力があるので、ひょっとするとやってしまうかもしれないですね。
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