週の半ばに行われるX2Oトロフェー第4戦ヘーレンタルス。
前日のEthias cross第5戦に出場した選手が、そのまま出場しているケースもある。マチュー・ファンデルプールも連続出場だ。
果たして、マチュー・ファンデルプールとワウト・ファンアールトの戦いはどちらが勝つのだろうか?
X2Oトロフェー第4戦ヘーレンタルス
林間の中を走るコースで、スタートからドロドロの部分が多数ある。タイヤの選択など重要なコースだろう。
途中トラックを走る部分があるのは面白い。今日のようなコンデションでは選手は助かるだろう。
なんでもない坂でも、女子はこけていたし~。最後は全身ドロドロになりそうなコース状況だ。
女子エリート
1周目から、世界チャンピオンのセイリン・デルカルメンアルバラード(Alpecin-Fenix)とデニス・ベッセマが少し抜ける。
5人がパックになって走っている時に、先頭のセイリン・デルカルメンアルバラードがこけてしまう。だが、すぐに立ち上がって先頭をキープ。
かきづの登りで、二人が抜け出していたが、これにルシンダ・ブランドが後方からコブの部分で追いついてくる。3人の戦いとなりそうだ。
今回はトラックも走るコースとなっている。先頭は、デニス・ベッセマ。
今日のセイリン・デルカルメンアルバラードは強い。2度ほど先頭をデニス・ベッセマに譲ったが、長い登りと泥区間で一気に二人を引き離した。
元世界王者のマリアンヌ・フォス(CCC-Liv)も出ているのだけど、全く姿が見えず後方に沈んでいる。
昨日はいきなり優勝したのに今日は全く調子が出ないようだ。コースが合わないのか?
セイリン・デルカルメンアルバラードは、そのまま後続を引き離したままゴール。久々に優勝するところを見たように思う。
今日は、力強い走りを見せて貰った。力と技術で走り切った感じだ。
リザルト
- セイリン・デルカルメンアルバラード(Alpecin-Fenix) 0:45:54
- ルシンダ・ブランド(Telenet Baloise Lions) +19s
- デニス・ベッセマ(Pauwels Sauzen-Bingoal) +23s
男子エリート
ワウト・ファンアールトは、2列目スタートでマチュー・ファンデルプールの後ろだ。このスタート位置がどう影響するか?
ワウト・ファンアールトはスタートから一気に前にきて、カーブを曲がる時点で2位。すぐに2番手で走り始める。
今日のマチュー・ファンデルプールは力強い。一時3位に下がっていたワウト・ファンアールトを引き離してしまった。
1周終了時点で2秒の差をつけている。
マチュー・ファンデルプールは泥の中をかっ飛ばしている。一時ワウト・ファンアールトが背中に迫ったが、泥の登りでマチュー・ファンデルプールは乗ったままクリアーし、押しているワウトを一気に離してしまう。
二人の戦いだけど、すでに5秒以上離れている。
マチュー・ファンデルプールの今日の走りは、本当に凄い!
鬼気迫るものがある。凄いスピードで坂も上がってしまう。
だが、ワウト・ファンアールトが緩い登りで一気においついてきた。そしてマチューの前にでた!
このコースに合わせて、空気圧を下げていたが、それが仇となってしまう。
前に出たワウト・ファンアールトは一気にスパート。マチュー・ファンデルプールを引き離しにかかる。ラスト3周だがゴールまで逃げ切れるか?
マチュー・ファンデルプールはあきらかに、ペースが落ちている。リアタイヤがパンクしてたら仕方ない。しかも、ピットまでの距離が遠い。
ワウトに完全に引き離されている。これはワウト・ファンアールトの今シーズン初優勝なるか?
ワウト・ファンアールトはラスト2周を残して、すでに30秒のタイム差を稼ぎ出している。シクロでの調子も完全に戻ってきたようだ。
ラスト1周でタイム差は34秒に開く。ワウト・ファンアールトの勝利は確実だろう。
ワウト・ファンアールトはマチューとのタイム差を保ったままゴール。今シーズンの初勝利をあげた。これで週末の彼らの戦いも新たな章にはいる。
互角の戦いとなるか、マチュー・ファンデルプールの逆襲となるか。楽しみな週末となりそうだ。
リザルト
- ワウト・ファンアールト(Jumbo-Visma) 58:15
- マチュー・ファンデルプール(Alpecin-Fenix) +35s
- マイケル・ファントーレンハウトPauwels Sauzen-Bingoal) +1:31
- トーン・アールツ +2:10
- エリ・イーゼルビット + 2:18
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