ブエルタは3日目にして最終週のような総合勢の争いが繰り広げられた。
ティボー・ピノは、第1ステージ63位で9分56秒を失い、第2ステージ71位で15分26秒を失う。
重要な第3ステージをGroupama-FDのエース、ティボー・ピノはスタートしなかった。
彼の身体は悲鳴を上げていたのだ。
全てはツール第1ステージから
全ては第1ステージのラスト3kmで起った落車から始まっている。落車した時に後ろから突っ込まれて腰を強打。肩に膝も打撲。
落車以来、ピノはチームの整骨医と理学療法士の手によって毎朝90分を費やしている。治療には凍結療法と電気療法が行われた。
各ステージの後、彼は2時間マッサージテーブルにいる。
彼はまた、背中にキネシオロジーテープを使用し、記憶フォームマットレスを使用して、睡眠中の圧力ポイントを下げる努力も行っていた。
これでも、ツールは痛みを引きづったまま総合29位で終えてしまう。
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ツール以降はレースに出場せず、ブエルタに登場。すでに腰痛は治っていると思われていたが、厳しい登りで総合勢と一緒に登れることはなかった。
早くから遅れてしまい、第2ステージ終了時点で25分の時間を失ってしまう。これ以上走ることは無意味だった。
結局、ティボー・ピノは2年連続で落車により満足に走れることなくブエルタも去ることになってしまう。どれほど悔しかっただろうか。
チームとして走れないことは把握してなかったのだろうか?
ティボー・ピノは30歳。キャリアの中で最も強い2年間をケガで失ってしまうとは。身体を完全な状態に戻して、来シーズンこそは満足いける走りをして貰いたい。
ティボー・ピノの今シーズンは悔しさの中で終了した。
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