昨日の山岳ステージでは、概ねエース級は崩れることはなかったが最後のゴール前は、スプリントさながらのシーンが展開された。
今日はスプリンターステージなので、ゆっくりの展開が予想されている。少しはスプリンターにも活躍させてあげないとね。
だが、問題はゴール後に起こった。
Stage 5 » Gap › Privas (183k)
スタートして47.5km地点にスプリントポイントがある。その後は、ゴール前に4級山岳の
ポイントが二つ。ゴールまではなだらかに下っており、ゴールスプリントとなるのは間違いない。
総合勢は、昨日の山岳ステージの疲れを抜くステージとなるはず。
スタートでは Israel Start-Up Nationのクリスツ・ネイランズ(Krists Neilands)も敢闘賞を取ったので並んでスタート。
Israel Start-Up Nationは初めてツール・ド・フランスの表彰台に上がった。敢闘賞と言っても凄いこと。チームとしては初めてのツールでもあるし、歴史的一歩と言っても良い。
来年はクリス・フルームの加入で更に上を目指せるかな。
スタートして、しばらくしてカスパー・アスグリーンとトーマス・デヘントがアタックするが集団に引き戻される。
今日は本当にのんびりだ。BORAはサガンのために前を引くが遊んでいる(^^♪
タデイ・ポガチャルがパンク。だが、今日は慌てることはない。ゆっくりと集団に復帰。
スプリントポイントではサム・ベネットが先着。
- サム・ベネット 20
- ミケル・モルコフ 17
- カレブ・ユアン 15
- ペーター・サガン 13
- ブライアン・コカード 11
- アレクサンダー・クリストフ 10
- マッテオ・トレンティン 9
- ジャコモ・ニッツォーロ 8
この時点でサム・ベネットが113ポイントでサガンを7ポイント上回った。ゴールの結果でグリーンジャージが動きそうだ。
4級山岳Col de Serre Colonも、集団は全く争わず。ブノワ・コヌフロワ(AG2R La Mondiale)が前に出て1ポイント加算。
なんと、残り34kmでセップ・クスが落車。ジャージが破れてしまっている。山岳だったら大変なことになっていたけど、平坦ステージで良かったかも。
リチャル・カラパスがラスト22kmでパンク。いらない足を使って集団に復帰しないといけない。そろそろペースも上がっているので戻るのも大変だ。
前でバヴェル・シヴァコフが待って集団に戻してくれた。
2度目の4級山岳も争うことなく、ブノワ・コヌフロワが1ポイント加算。
今年の悪魔おじさんは人の少ない所で応援している。目立つしね。
ラストになるとイネオス列車とヴィズマ列車が別々で走る場面が長く続く。
ゴール前では、Team Sunwebのトレインがケース・ボルを勝たせるために綺麗に出来ている。万全の体制だったが。
後ろからワウト・ファンアールトが差し切った!
昨日山岳であれだけ引いておきながら、今日はスプリント勝利とは凄過ぎる。しかも本職のスプリンターを破っての勝利は大きい。
ゴール後に悲劇が
なんと、ゴール後にジュリアン・アラフリップの降格が告げられる!
ラスト17.1kmでボトルを貰ったからだ。UCIの規則では、ゴール前20km以内でのボトル及び食料の受け渡しは禁止。
なんとも面白くない理由でアダム・イェーツにマイヨが渡ってしまった。
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