ワウト・ファンアールトがついに表彰台に帰って来た!
カスティールクロス(Kasteelcross)は今年で36回目となる伝統あるベルギーのシクロクロスレース。
Zonnebekeで行われたレースはC2クラスのためにトップライダーの出場は少なかった。
女子のレースでは、サプリメントの処方でドーピングとなったデニス・ベッセマ(Denise Betsema)が復帰第1戦で2位となっている。優勝はルクセンブルクチャンピオンのクリスティン・マヘラス(Boels Dolmans)。
ワウト・ファンアールトは2列目スタート
ワウト・ファンアールトは、2列目スタートのためにマチュー・ファンデルプールの斜め後ろからスタート。
シクロクロスの場合スタートで出遅れると、とても不利だ。ロードのように大外から一気に前に上がったりということが出来ない。
だが、ワウト・ファンアールトはスタートでは20番手当たりだったが、次々にぬかるんだコースで前走者を抜き去る。
これまでのファンアールトとはあきらかに違っていた。1周目を終わった時点の舗装路でトップに立つ。
先頭は目まぐるしくかわる。小さな巨人、エリ・イーゼルビット、マチュー・ファンデルプール、ワウト・ファンアールトが先頭を争う。
その後も抜きつ、抜かれつのレース展開だが、マチュー・ファンデルプールが少しこけそうになった場面でワウト・ファンアールトがトップに立って独走開始。
雨上がりなのか、靄が立ち込める部分もあり、路面はドロドロの部分が随所にある。
ワウト・ファンアールトのリードはわずかだったので、マチュー・ファンデルプールが抜き返す。
ワウト・ファンアールトは第2集団から抜け出して単独でマチューを追う展開。
最終的には35秒の差をつけられてワウト・ファンアールトは2位でゴールとなった。
二人のインタビュー
今日のコースはどうでしたか?
コースは多くの深いわだち掘れで危険だった。常に注意しなければならなかった。
オフキャンバーでは数回苦労したが、数回完璧にクリアー出来た。
日曜日のフーゲルハイデワールドカップは、ワールドズの前にライダーのための最終テストです。
明日のクロスは本物のホームレースです。多くの私を知っている人が見に来てくれることはいつもいいことだ。すでに楽しみにしています。
世界チャンピオンに成らなければ失敗したと思いますか?
困難な1週間のあとに足を調整する必要があった。インターバルをかなり行った。それはワールドカップに向けて必要なことだ。
世界チャンピオンにならなければ、シーズンが失敗したかどうか?はい。
2位を確保しました。今日の調子は?
ここに来るまでは、気分が良くなかった。だが、来て正解だったね。とてもタフなコースだった。今日は正しいバランスを見つけて、安定したペースを保とうとした。
最初の表彰台と毎週の進歩に非常に満足している。それは多くの自信を与えてくれます。
マチュー・ワァンデルプールを止められますか?
マチューを難しくするのは本当に難しい。ファンデルプールを止めるにはどうすればよいか? 別の方法を考えるよ。最高の状態からはまだ離れているけど、悪い仕事ではなかったね。
ワウト・ファンアールトの復調具合は間違いがないだろう。今夜のワールドカップにも出場するので楽しみだ。
Wereldbeker Hoogerheideはライブストリーミングもあるので要チェックだ。
こちらは、スタートが切れているけどフル動画
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