昨年の摂食障害について告白したローハン・デニスはオーストラリア選手TTタイトルの奪還に燃えていた。
だが、彼は2年連続でルーク・ダーブリッジ(Mitchelton-Scott)に敗れてしまう。
National Championships Australia – ITT
男子エリートは37.5km。黄色いラインのコースを2周回する。
コースマップでは、文字が小さくて分かりにくいが、標高500mから580mの間の高さでアップダウンがあるコース。このコースをAV48.596km/hで走り切るのだから、とても速いペースだ。
道路左右は、家もなく林が広がっている。
興味のある方は、公式HPにコース全体のGO PROでの映像があるのだけど、重たすぎて中々動かん(^-^;
ルーク・ダーブリッジはこの時期だけ強い
上の記録表を見て貰いたい。右がルーク・ダーブリッジで左がローハン・デニスだ。
プロ選手の二人は17回対戦しているのだがローハン・デニスは3回負けている。それが全てオーストラリア選手権なのだ。
ルーク・ダーブリッジはオーストラリア選手権だけ強いのだ。2013年から勝負して国内では4位以下にはなっていない。
ダーブリッジは、この時期にピークを合わせているとしか思えないほど調子が良い。
これで、彼は2012・2013・2019・2020年と4回目のオーストラリア選手権TTを制することになった。
ローハン・デニスに勝つくらいだから、TTスペシャリストではあるのだけれども世界選手権では2018年の5位が最高の記録だ。
やはり、この時期だけ強いとしかいいようがない。
ステージレースの中でなくて、これだけにピークが合わせられるオーストラリア選手権TTはルーク・ダーブリッジにとって最適な時期にあるタイムトライヤルだと言わざるを得ない。
ローハン・デニスは、ピナレロTTバイクを用意して貰ったが18秒のタイム差に泣いてしまう結果となった。
だが、まだシーズンは始まったばかりだ。この時期から全開で走れなくても何の問題もないだろう。
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